土佐一人新聞

　昨年から、私の部屋の外側の広い縁に時々小さな糞が落ちる様になった。そのフンを朝起きて発見する度に、女房は「ネズミが出没する」と言いながら、縁側の掃除をしていた。

　そして、ネズミが嫌うらしい光るモノ、つまりペットボトルに水を入れ、数本置いて、出没しない様にしたが、効果は無く、時々糞をした。

そして今年もまた糞が落ち始めた。真夜中、女房が懐中電灯を照らしながら、縁を眺めると、上の屋根板に、コウモリがぶら下がって居た。ネズミで無かったのだ。

　これは珍しい。コウモリが我が部落に住んで居るのだろう。自然の洞窟は無いから何処で生活しているのかと思った。

昔作った芋穴が１０程あり、入り口に戸をしておらず、自由に出入り出来る芋穴が３つも４つもある。今は誰もこの芋穴を利用していないから、多分この中で生活しているのだろう。