土佐一人新聞

　数日前の夕方、昔からの知り合いの或る婆さんから電話があった。突然「筍を有難う」と大きな声で言う。

私が「筍などお宅に持って行かないけど」と言っても、全く反応が無く、何度も大きな声で「筍を有難う」と言うだけだった。

　彼女との出会いだが、最初は有る合唱団で知り合いになり、その合唱団の指揮者先生が亡くなってからも、別の合唱団でまた一緒になった。

　その後はお互いに歳も取り、合唱を止めてしまったのだが、こんな一方的な電話の話しぶりは想像も出来ない優しい性格の人だったのです。

　その後、その婆さんを知っている或る人に逢ったから、聞くと、ヤッパリどうもその婆さんが変に成ったようで、息子さんが困っていると言っていた。

　となると、もう私も近い内にそうなる可能性が高いから、気分が良く無かった。　そして又驚いたのは、その後に郵便が来たのです。しかも大きな封筒で色々なモノが一杯入っていた。返事を出すべきか、少々迷っている。どうしたら良いのだろう？

　　この様に沢山送って来た。