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カテゴリ:国内政治経済
日本経済は、戦後40年位凄い勢いで成長したが、それからは伸びがドンドン落ちて来た。同じ国民なのに、どうしてこんなに悪化したのだろうか。今は一人当たりのGDPでは韓国に負けて居る。 この最たる原因は、恐らく日本人が昔の様に真剣に働かなくなったのではなかろうか。戦後数年は、中小企業では日曜も無かった。盆と正月しか休みは無かった。 貧しかったし、がむしゃらに働く事が美徳だったし、学歴がモノを言い「勝ち組」に入る様大勢が努力し、切磋琢磨した。 そして日曜に休める様になり、次は土曜日も休みとなった。そして今は振替休日もあり、世界でも祭日が多い国と成っている。 まあ各国の祭日を調べると、多いのはカンボジアやタイだが、競争相手である先進各国と比較すると、殆どが10日位なのに、日本は16日もある。 この23日は「勤労感謝の日」だが、内実は日本人の心の中では「勤労嫌悪の日」に成っているのではなかろうか。 要は長時間労働とか、より早く働かせる職場はブラック企業と言われ、悪者にされる様になった。 つまり勤労を忌避する国民に成ったと感じる。だから自民党がそんな労働者の気持ちにすり寄って、ドンドン休みを増やして来た。 日本は資源の少ない国で、人しか無いのに、その人達が真剣に仕事に向かわないのだから、経済が伸びる筈が無い。 働く事で、自然を上手く利用し、物資を作り、それを加工し、商品やサービスを作って、裕福な生活が出来ているのに、その元である労働を忌避していては、どうにも成らない。 その一つの原因だが、労働運動の方向性に、労働は悪だとの少々の誤謬があったのも、関係があると思う。 やはり日本人の労働に対する気持ちを、もっと善意な前向きにしないと、益々落ちて行くだろう。 ホントの「労働感謝の日」にするには、どうすれば良いのだろう。こんな事を考えると、政府や経済界やマスコミの力に頼って、国民の意識改革するしか方法が無い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.11.15 05:17:17
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