財政出動と言うポピュリズム
又もや、安倍首相は、同じパターン、つまり国民におもねるポピュリズムを言い始めた。もう2度も消費税の引き延ばしが出来ないと思ったのか、19年の消費税の増税では、多額の予算を使って、財政を大赤字にして、消費税での経済の落ち込みを抑えると言う。国民におもねる誰もが反対しない政策を打ち上げた。私は、憲法9条の改正を希望しており、その面で安倍首相を応援しているが、どうもこの経済運営は、子孫に借金を残す遣り方で、賛同出来ない。今、東京五輪で経済が最高調に差し掛かっており、もう直ぐに工事も峠を越し、落ち込みに入るだろう。しかも消費税が8%から10%に増税となるから、何とかしたいのだ。一部の経済学者が、そうすべきと言っているが、私には理解出来ない。経済が失速しても良いではないか。今の失政は今受け入れるべきだ。子孫に多額の赤字を残す政策は、私には納得出来ない。誰だって自分の孫には絶対に借金を残さないのだ。阿部首相は自分が生きて居る間だけでも、ポピュリズムの政治に徹し、国民に良い顔を売り、そして日本の将来で奈落の底に落とし込む。日本の未来を考えるべきリーダーでは無い。数年前、上げると決まって居た消費税を、19年まで遣らない事を選挙争点にした。これは酷い。誰もが賛成し、争点にならない税の減免を、選挙で国民に示すとは、初めから勝った様なものだ。これは完全なポピュリズム政治で、それで選挙に勝ったと、増税を伸ばしてしまった。国民が大反対しても、子孫の事を考え、正しい方向に持って行くのが正しい政治家なのだ。つまり次回の消費税で、これをセロにする様な、財政出動をすると言う。これでは日本の将来を任せるには、政治家としては、大きな疑問である。だけど安倍以外に、猛然と財政赤字の解消に取り組む政治家は居ないようで、結局は国民が甘いのだ。これでは、民主主義が維持できないだろうと感じてならない。赤字を永久に捨て置く事は、出来ない経済原理なのだ。結局何時か、何らかの方法で解決するしか道は無い。つまり大混乱の中で、お金が紙切れに成って、収束するのだろうが、その時まで生きている今の政治家は居ないからだ。それが理解出来ない困った国民である。今、イタリアの政治で、ユーロが揉めている。だけどイタリアと日本を比較すると、断トツに日本は悪く、イタリアの赤字は年間予算の131%で、揉めている。日本は236%なのだ。それを理解しようとしない国民と政治家が悪いのである。この赤字、どうやって解消するの?既に国民一人当たり、900万円も借金している。そして、数日前に新聞で南海トラフ地震の被害予想が出た。1410兆円だそうだ。恐らく、その大天災の時に、今の赤字財政も同時破綻するのだろう。つまり2重の大災害となる可能性が高い。大自然に寄る大崩壊と、財政ミスを積み重ねた貨幣の大崩壊と、ダブルで遣って来るのだろう。孫達は地獄を見るのだが、せめて貨幣の大崩壊を、招かない様に、今苦しくても頑張るべきと思えて成らない。 それを考えると、安倍首相は悪魔的人物かも知れない。大天災の時こそ、維持したいお金の価値なのだ。2重の大災害になるだろう。多分その時は、私も死んでいるだろうが、そんな大災害を孫に押し付ける人は、この世に居ないのが普通だが、今の人々は、自分の孫だけでない。全員だからと思っているようだ。