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　　　　　宇宙は本の箱

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2010年01月の記事

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多多那豆久阿袁加岐？

夜麻登波　久爾能麻本呂婆　多多那豆久　阿袁加岐　夜麻碁母禮流　夜麻登志宇流波斯このうたをが詠んだというのは実は嘘で、それはやまと人の間でいつかしら詠われていたと言うのが正解なのだという説があるが、私にとってはこの歌は斑鳩に住んでいた奈良好きの若き日の友の歌なのである。今の私はその歌を誰が最初に詠んだかなんてどうでもいいのだ。たたなづくという言葉を実感させる道をいつも見ながら帰る私はそう思う。この景色に最初に出会ったのは松坂からの帰りだった。ああ、たたなづくとはこんな景色のことか！たたなづく青垣の向こうに夕陽の沈んでいく様のなんと美しいことよ！と感嘆符を打ちまくりながら走った。自然に生きるとは自然と共に生きることだと思った。しかし最近は竹切りをやりすぎてしまってもうたたなづく山々は見えない。電信柱は邪魔だし、充実の一日を過ごしても、まっことそれだけは残念だ。うまく感動の景色に出会った日にはカメラがないときている。そしてそれが正解でもあろう、その道は駐車できないようにつくられている。良い写真撮る為には歩かねばならないというわけだ。写真はもっと坂道の上からでないといけない。つまらない写真だけど、ビュンビュン走る車道の端で、電信柱なるべく入れないようになんていってるとこんな写真になってしまった。楽しみは後に残そう！

2010.01.27
いくたびめぐりあおうとも

僕は　あなたを　愛するよただ愛す　いつまでも愛す浅川マキは一月二十七日生まれ、没日は一月十七日。人間の死ぬ月日はおおよそ決まっていると、道教の占い師さんはそこに来ていた人達の両親の死亡月を全部あてていたが、あれ以降見ていると、まーどうもそのようだ。一月十七日は阪神淡路大震災。覚醒の時。十五年目の十七日。またまた記憶に刻む日にち。マキさんは白山市の出身。私は白山菊理媛神に詣でるように言われるもまだ行かず。多分永久に行かず。但し、夢の仙人さん風情の方、いみじくもご登場とあって、その方の告げられた中宮温泉には何回か足を運んだ。絶品の温泉粥。温泉湯も送ってもらい家でも焚いた。スーパー林道を抜けて白川郷で息子は何気なく石を拾い私に寄越した。その石は、富士山の石に寄り添って私の部屋に鎮座する。その巡り巡った富士山の石をここに運んだのは姉。ところで大震災の年、その三月にはサリン事件。おおいなる覚醒。今年三月にはなにかがあるだろうか？私の誕生日は三月だから今年ではないにしても、あそこで、そうだ、あの歴史的名所で、桜咲く三月に死ねるならちょっと素敵だ。そして来世は私の子供になるんだと言ったあのこはまた四月に生まれれば良い。病院のベッドから窓の外、陽光に包まれてひらひらひらひらと散る桜の花びらを見ながらそのこを産んだ母親は、この子はなんて幸せ子なんだろう、しかも釈迦の誕生日（釈迦の誕生日なんて限りなく怪しいけれども）だ、そう思ったそうだ。その幸せの子が産んだくるみのような女の子の写真が届いた。私の中の無意識の私が桜を恋い慕うのか、私はどうしても山のてっぺんに桜を植えようと頑張っている。けれど今年は別宅の庭にも桜が二本花をつける。今年はまた何年か前のように同じ星の元に生まれた者達と酒宴を開こう。そしてまたマキさんでも歌おう。＜夜があけたら＞なんや知らんけど・・・かっこええ歌ですやん！~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~～～～～～～～～～～～～～～～ええ加減になってからのことはなんでもええ加減にすませてきたから、歌の題も知らず聞いていたのですが、今はちょっとマキさんをひっぱりだして聞く環境にないので忘れぬうちに。実は＜ワルツに抱かれて＞という曲名なのでした。今は語りの歌のほうがずいぶん好きなんだけれども。ワルツに抱かれて思い出なんか捨てちゃってさ　　出直そうって・・・いくら聞きなれた言い草でも　　沁みる夜もあるって事さ離れているから　見えないんじゃない寄り添っているから　わかるんじゃない南に向かって走る車に手を上げて年老いた男の膝に眠れば何にもいらないあんたは美しすぎて・・・あんたの横顔　　切れ長の目なんて素敵なこの三日間・・・やがて訪れる冷たい日々それにしても・・・やめた筈の煙草どうしてまたそんな風に指に挟んで・・・街のざわめき・・・色褪せた流行語・・・声にならないあんたの虚しさ・・・　　　　　　　　　　抱かれながら今はわたしのココロが旅をする離れているから　見えないんじゃない寄添っているから　わかるんじゃない

2010.01.19
マキさんが死んじゃった

どんなふうに死にたいですか？ん？やっぱりふとんの上で　寝たまま死にたいねどこで？ん？どこでもいい、それは香水つけとく？ん？つけとく・・・（笑）昨日からやたら人が急死する。マキさん死んじゃった。マキさん67歳だったんだ。マキさんの年なんか考えたこともなかった。私のマキさんはいつまでも私二十歳の時のままのマキさんだもの。布団の上というか、ベッドの上なんだろうから、ライブの途中の、うん、いいんじゃない？誘ってくれる人がなけりゃライブなんかには行かなかっただろうけど、最後に見た時は・・・うん、もう目がほとんど見えないんだと思った。私の目にマキさんはいつものマキさんだったけど、アンコールに応えて歌ったのははじめてなんだって誰かが言ってた。死んじゃうならもう一回くらい聴きに行けばよかったかな。黒いコートが好きでした。すぐに目を伏せるから好きでした。＜愛さないの　愛せないの＞が好きでした。＜前科者のクリスマス＞も好きでした。＜あの男がピアノを弾いた＞がとてもとても好きでした。一等好きなのは♪離れているから見えないんじゃない、寄り添っているからわかるんじゃないっていう歌なんですが、これが仏さんのような人がせっかく録音してくれたっていうのにテープが切れちゃってーこれだからテープっていけませんねー以後、ＣＤ聞かない私の元にそのレコード手に入らないのですよ。たまたま私が行ったライブのオープニングがその歌で、でもそれの入ったＣＤなかったんですよね。さっきから「好きでした」が過去形になってますが、私の好きは一生モンの好きですから、勿論、死んだって好きですよ。私の好きが変わることなどありません。「マッキー！！」いつもどこかに陣取ってそう叫び続けていた人達は今夜はどんな鎮魂歌を歌うでしょう。

2010.01.18
お清め

人は何をやっても、どんなふうに生きても良いのだ。要は　正しい宇宙観、正しい人生観を根底に立っているかどうか　だけだ。そこが一切を感知する。違和を感ずれば軌道修正する。何をもって正しいとするのですか？うん、そこは難しい。そこで釈迦の八正道。禊祓い　禊祓いどこでもいい　どこかしら少しでも神に似ていたいと思い・・・神なんて考えたこともないのに、その詩は中学の頃かのもので、人は元々、何が正しいかを知っているとみえて、だから　そこが　神。神は穢れを嫌われる。日々、生き様が問われる。禊祓い　禊祓い

2010.01.06
両忠孝・・・ちょっぴり泣ける初詣

どうして、こんなによく知ってる物語にいつも泣いてしまうんでしょうか。まださほど古くもない像なのに、見ただけでも泣けてくる。もとより死ぬ覚悟のある人は美しい。姻結ぶをも辞退した小楠公さんの潔さ。忠孝の精神は幼少時よりの母の教え。石切さんも宝山寺も元旦は人、人、人。こんな時こそ四条畷神社に行かねば！ここも昔はもっと混雑していたが、今はさほどでもない。歩ける。久しぶりに訪れてみると社がひとつ増えていた。成人教学所を招聘し、お歴々の御魂をここに祀ることにしたようだ。建物はそのままでも、今は師友会の学習場も市内だけになったし、それはいいことかもしれない。伊与田先生はまだ矍鑠としてご健在だと、ついこの間聞いたばかりで喜ばしいことだ。先生、当年百歳かな？まだ、かな？なんにせよ、先生の先生は安岡先生だから、この神社の一角に安岡先生、そしてやがては伊与田先生合祀され、楠公さん、小楠公さんと共に、ここから青少年の行く末を見守られるのだ。

2010.01.04
崖上で新年のご挨拶

生駒山なんていうのは実は石の山なんだ。土のように見えるのは枯葉が堆肥になってるってだけなんだ。高野山だってそうだ。ロープウェイから見たらよくわかる。生駒でもことに石切あたりはそうで、イスキリが石工として住んだなんて話は眉唾ものだけど、古代からずっと石切場だったということは誰でも納得する。さて崖登り。私は桜の植樹された車の入れる所まで送ってもらえれば十分だったのだが、我が旦那様は行きたいのか行きたくないのか、心配なのか、心配でないのか、そんなよｋわからない表情をするので着いてきてもらった。正しくは連いてこさせたというべきか・・・。あかん！歩き始めてすぐに一緒に来たことを後悔した。この人はイメージだけでは登れない。イメージだけでは飛べない。知ってはいたけど体重は軽くても身が重い。バランス感覚悪い。正月から遭難しないでくれ、なんて願いつつ、振り返りつつ、足場を探してあげて、迂回させて、なんてことをやっていると、私なら十分で登れる岩場に三十分以上もかかってしまった。到着！ここがイノラムキ古墳のはずがないではないか。見よ！この理由のわからぬ底の石積み。その真ん中に置かれた平たい石。理由のさっぱり想像出来ない崖上の階段。四国の天ノ岩戸くらいには感じられるね。ここにお供えをしてウズメノミコトが踊るんや。そんな古くはなさそうやけど、祭祀の場所かな～。あそこの上は砦によいね。戦国時代？もうちょっと上に行く？オーバーハング。そこは登れない。こっちからもきついけどね、私なら十分。けどまた三十分かな～。迂回。ここも結構な絶壁なんだけど・・・！その時！猪だ～！あ～、猪さん、あけましておめでとう！あ～！こっち見ながら逃げた！あ、見てる！あ、登った！猪って凄いね～！一気に登ったよ！主人は猪の姿は見なかったが、ここは本当に何事かあったりするとパニック質の人間は底まで落ちてしまいかねないので、第二の絶壁は断念した。私は以前何メートルかえいままよと飛び降りたが、家の塀ももたもたと飛び越せない主人がそんなことをした日には足首をくじくこと必至だ。50キロしかない体はもっと俊敏に動きそうなものだが、ここでまた一緒に来たことを後悔した。それから神武聖跡へ。びっくりした。聖跡に着いた途端、太陽が目のまん前に輝いて、碑が見えない。輝く！輝く！雲は強い風に流されて目をあけていられない。私は夢を思い出した。。。サヌノミコトサマ、あけましておめでとうございます。（聖跡を撮ったつもりが碑は全然入っていない。カメラの眼任せの写真）と、ここまで書いてどっと疲れてきてしまった。元旦から岩登り、昨日は山焼き、山のてっぺんの竹切り、で　やっぱり体力の限界かな？すごい睡魔！続きはまたいつか。撮った写真は資料提供者さんに送ってみましょう！

2010.01.03
古墳めざして！

2010年の幕開けです。風は少し強いですが、こんな日はあとから目の覚めるような青空になるもんです。昨日がそうでした。山が静かで美しすぎて、年末だということも忘れるくらいでした。そうして昨夜のゆく年くる年には信貴山朝護孫子寺のご登場でした。何十年も前には、通る人の人生を写しだすといわれた壁の前を、屈託もなく何回も通りぬけたもんですが、今はまたもうずいぶんと開けています。昔も近いといえば近かったのですが、今度はよほど近くなります。今年は寅年ですし、毘沙門天ですし、主人の誕生日頃には上まで行って、またいつぞやのように一緒に蝋燭灯しましょう。夕べはいつもの年より早く寝ました。勿論、今日に備えてです。十年ぶりに炊いて赤飯もお供えしましたし、金粉入りの鳳凰も捧げましたし・・・去年の初夢はユキノシタ天皇だったのですが、今朝の夢はついぞ考えたこともなかった人の夢で、なんでしょう？その人達の史観に関係ありなんでしょうか？さ～、珈琲飲んだらでかけますか！胸弾みます！

2010.01.01

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