ちょっとヘンな気分
二十年遷宮の穂高神社の文字を見つけ、穂高好きの私は、雨の中での池の中の上高地奥宮を思い出しながら倭姫の元伊勢への道のりをまた辿ってみた。果たしてどなたの仰ることが正しいか?どなたも皆、史料に基づくと言いながら、実は憶測の域を出ないのではないかなどと。そのついでで、次は読み残していた吉備王国残照吉備津彦「温羅伝説」を開く。温羅は吉備冠者とも呼ばれ、鬼ノ城に居を構えていたという鬼神だが、実は百済王子である。と・・・急につい最近、百済王子だか、百済王族だか百済貴族だか、よくは忘れたが、たまにしか通らない山の小道を走っていて、付近の人の墓所を曲がった所に、大きな墓地があることに気がついた。入り口に先の百済云々の文字があり、立ち入り禁止の札があるのが見えたが、随分大きな墓地公園もどきを横目で見ながらただ通りすぎた。いや~どこかに車を止めてよく見てみればよかった。今度はそうしようと思う。川を隔てて向こうには嘘か真実か吉備津姫が眠っているし、ちょっとヘンな気分なのである。ヘンな気分といえば昨日の夢のこと。私はどこか温泉のあるところに旅行しているようで、そこからマギーに手紙を送ったら、マギーの旦那の言うことにゃ、マギーは去年死んじゃったよ、と。私は驚く。どうして?目覚めて、妙な気分の私はつぶやく。久しく覚えている夢を見なかったのに、見たと思ったら、どうしてマギーの死?一体その夢に意味はあるのか、ないのか。以前は私の夢に誰か他の人の夢が交差してというようなこともあったが・・・昨日はずっとへんな気分だった。