2020年03月の記事一覧 | 　　　　　宇宙は本の箱

竹内睦康氏逝く

しばらくお邪魔しないでいたら、むっちゃん先生の訃報。死因は不明。日本酒の飲みすぎでしょうか？呂律の回らない喋り方は良いとは言えませんし、特に好感を持っていたわけでもありませんが、まー私からすれば日本史のお話はまともだったと思います。つまりだらだらとではあっても、相当数古代史の本を読んだ者として、むっちゃんの古代史や古神道のお話に、あえて抗議したい所はなかったということです。ですからま、もし正しくないとしても、結構楽しかったのです。また生い立ちから七十三代宿祢になるまでの経緯は不思議ながらも信用せざるをえません。普通に育った筈なのに、ありえないことが易々と出来ているからです。読んでいない本はまた読んでみましょう。皆さんが笑っているというのがいいですし、前方後円墳をすでに造っているというのもいいですね。むっちゃんの夢でしたからね。

誰にでもすぐに出来る簡単税金申告

今年はコロナウイルスのせいで税金申告期限は一ヶ月延長になったらしいが、帳簿をつけていた頃にはよく思ったものだ。一体全体、こんなどうでもよさそうな各項目や、売掛金や買掛金、減価償却やなんかややこしくなるようなものを考え出したのは誰か？と。大企業はいざ知らず、そこいらの中小零細企業や個人商店などは、今年の売り上げはいくら、仕入れはいくら、経費は全部でいいんでなかろうか。ガソリンは消耗品か否か、高速代やガレージ代は引き落とし、またクレジット引き落とし手数料、振り込み手数料はどの項目かなんてどうでもいいことで、いつだったか税理士のとある方が仰っていたが、どれがどの項目でも、要は支払った額なのだ。前年どれだか収入があり、どれだけ支出があったのか、ということ。まだ支払われていないものも受注出荷したから計上し、まだ支払っていないものでも、支払ったものとして計上する。もう支払ったのに何年かで割られる減価償却費。現実的でない。忘れてはいけないのは在庫の増減くらいであって、売上げに伴いかかった経費。在庫。まー熟慮しなければならないことは色々あるかもしれないが、個人的にはそのくらい簡単でいいと思っている。この時期になると、複雑な税制なんていうものは、税理士や会計士を養う為にあるような気がするのである。

好きな人は似ている

しばらくの間、ハンゴウンさんの同床異夢ばかり見ていた。ボディガードもどきの旦那様とのfaceうざけた格闘や、大きな口をあけての爆食いや、イタリア旅行が面白くて。もう少し若い時のゴウンさんは、時折誰かに似ていると思いつつもよく思い出せずにいたが、なんのことはない、小林麻美さんに似ているのだった。麻美さんは下手な「初恋のメロディ」がなぜかとても好きだった。今は何歳で何をしているのか全然知らないけれども。ゴウンさんのグラビア写真沢山載ってる本が欲しいな～ついでにジョンジェssiが出てるし「太陽はない」があれば買いたい。韓国のものはテランさんの中国で出した写真集も手に入らない。しかし「マイ・ボーイ」は買えた。言葉がさっぱり分からないのだけど、実にいい映画だった。ミンスssi主演で奥さん役やってたビデオは実にうまくオークションで買えて、ウンジュの「カイスト」も見られて、あの頃まではバーグマンの手に入りにくいビデオも落札出来て実にラッキーな日が続いたが、ゴウンさんは手に入らないな～。セクシーで何をしても動きがしなやかで柔らかなのに、とてもサバサバした自然感が良い。笑い方なんか見てると旦那様の家族からも愛される感じがする。ゴウンさんは一番が「京城スキャンダル」、次に「愛と野望」が好きだ。次が「ボディガード」。しかしドラマとして本当に良い作品はない。ただゴウンさんが良いだけ。今晩もどうでもよいDVDを観ながら寝る。目が悪いからと本は読まず、瞑目もせず、DVDばかりの怠惰な毎日である。コロナで大変な人も沢山いるというのに。

晴れた日には散歩

一通り家事を終えて戸外を見ると春の陽気。今日は大和三山から大峰まで見渡せる。女寄峠からの景色には遥かに及ばないが　たたなづく国のまほろば　を感じる。さてしかし、特にしなければならないこともないので少しだけ散歩気分。下りは良い。歩けば上着を脱ぐくらいぬくもって、家々の庭木の芽吹きを見ながら快適に歩く。一万歩くらいはすぐに歩けると思う。しかしいい気になっていると問題は帰り道である。行きはよいよい帰りはコワイ。いつも車で通りすぎる地元の人の畑にエンドウ豆のツルが伸びようとしていた。それを見ながら、今朝はなぜ鍼の大先生の奥様の夢を見たのだろうかと思った。先生亡くなってから来てくれないと言っていた。そうではない。奥様には誘われてとある飲み屋によく行ったけれど、引っ越して遠くなってしまえば、飲酒して車の運転は出来なかったからしょうがないという面もあった。私を見る奥様の、嬉しいような嬉しくないようなそんなお顔を思い出す。奥様もそれは高齢だから・・・ね。坂道にさしかかって、それからなぜかM君を思い出した。もう何十年たつのか、私が結婚して少しした頃訪ねて来たことがあったのだ。母からそれを聞いた時は首を傾げた。同窓会でM君が幹事をする？あんなに引っ込み思案のM君が？ありえない話だと思った。大人になって相当に変わったのだろうかと思った。母が結婚した先の住所を教えたらしいが、私の所には訪ねても来なかったし、電話もなかったから、そのうちM君のことも、誰かが言い出したであろう同窓会のこともすぐに忘れてしまった。それでも時折、そのことを思い出すことがあって、そうすると教室でふいに目があった時のその目や、とある公園で偶然出くわした時の目を思い出したりする。付き合い辛いと言われていた私に、なぜかいつも屈託なく話をしにくるN君は、M君のことを、あいつは同性愛ばっかりなんやでといつだったか言っていた。同性愛と言われて首を傾げたら、友情を大切にするいうことやと言った。言われて見てみればそんな感じで、男子とはよくふざけあっていた。女子に興味がなかったから緊張して、時折目があうとふざけて笑っていたのを止めたのかもしれないが、それはU君とは対照的で、それで時折、笑いを止めるあの目を思い出すのかもしれないと思った。色んなことを思い出しながら坂の上まで来て立ち止まってびっくりした。心臓がなんともないのだ。心臓というのは少しおかしいのだろうか？何も考えずに坂だ坂だなどと思って歩くと随分苦しいのに、誰かと話しながらとか、考え事をしながらだと、随分長い坂道でもちっとも息苦しくならないのだ。足は痛いというのに本当に不思議だ。それで不思議だ不思議だなどと言いつつ最後の坂を登ってわが家に帰りつくと、さくらんぼの花が咲きかけていた。梅と桃とさくらんぼの花。我が家が一番花が沢山咲いているみたいで嬉しい日になった。