2023年04月の記事一覧 | 　　　　　宇宙は本の箱

スラムダンクは中国でも大人気だそうで

ってたまに聞かれる。この間いらないって人がいたけど、それでもまー読まない。読めない。漫画好きではあるが、スラダンの絵はよく知ってはいるが、そのような漫画を読み興じる世代ではないとも言える。同じ頃人気のあったドラゴンボールなんぞも全然読んだことはない。息子たちが観ていたテレビをたまに覗いたくらい。今はもう少女漫画も読めない。全体に絵が読めないのだ。昔、一時期親しくしていた漫画博士はエライ！何十年も読み続けていられた。冷蔵庫の中も、ベッドの上も、果ては玄関も漫画。月二十万の給料の大半は漫画代で、冬も靴下なしの草履。そして内容を実に詳細によく知っているからスゴイ！としか言いようがなかった。生きていればきっとスラダンもドラゴンボールも鬼滅も当然読んだだろう。彼は単行本派じゃなく雑誌派だから連載誌を買うのだ。幼稚園、学年雑誌、少年少女雑誌。単行本はおまけ。映画は更におまけ。何十年、漫画雑誌を何種類も買い続け読み続けられるって本当にすごいことだ。ちなみに彼の一番好きだった漫画家は手塚治虫氏。やっぱりね～そりゃそうだと思ったことだった。すぐに描きなおすから追っかけるほうは大変だったんだとか。

2023.04.17

何年ぶりかで四国へ

明石と淡路の海峡大橋を渡るのは初めてのような気がするが・・・う～ん二回目だったかな？私はたっぷりと水のある海や湖や池や沼は苦手である。だから橋の上から見る海もそんなにいいとは思わないのである。私は四国に縁はあまり無いように思うが、主人は何も思わず？結構好きである。案外いい御縁があるのかもしれないと思う時もある。若い頃に某所からいただいたお土産は今も残るくらい素晴らしいものだったし、徳島には万年学生運動の闘志のようだったお姉さまもいた。四国高天原にも行った。そのもっと前、王仁様社長の頃は丸亀にも数人で行った、そういう懐かしい思い出もある。それになにより弘法大師空海の故郷である。しかしなんだって四国の山はあんなにおむすびが多いんだ？なんだってこんなに道が分かり辛いんだ？四国に来てろくでもない目にあった時には風景にも道にも憤慨したが、今回春に来てみると、山は色とりどりで案外可愛らしく、あれはもしかしたらピラミッドかもね、なんて。しかしま～高知に入ってからか入る前もか、すっかり整備された道沿いにも色鮮やかなつつじ。どうしてここらのつつじはこんな色なんだ？これは長崎ツツジというものではなかった？そうではなくて四国ツツジというのがあるの？大阪や奈良のツツジとは色が全然違う？山ツツジらしいのに。実に美しい！素晴らしい！車でなかったら泥棒さんになるところだった。さて今回四国に渡ったのは、もう数年も前から主人が行きたい行きたいという所があったからだが、そこの話はま～色々不都合もあるからおいておくとして、実は主人は若き頃より八十八か所詣り、お遍路さんに憧れがあるのだった。白装束、傘、杖、わらじ。恰好を決めたがる主人らしいと笑えるが、早くに亡くなったお母さんが行きたがっていたというのが大いに関係があるのだろう。しかしである。若い頃からちっとも歩けなかった主人が、この年になって八十八か所を歩いて回るなんぞ、それは空想物語である。キャンプのテントの中でさえ寝られない者が、ほんまもんのお遍路さんになるなんて夢のまた夢。山の上の札所なんぞは、一日に一つ、それを毎日続けられたら、それこそ表彰ものである。ま～今どきはバスツアーというのも車巡礼というのもあるから、山本玄峰師のような昔スタイルを偲ばなければ行けないとも限らないが。一方私は探石である。室戸石なんていう水石を見てしまったから、四万十川は逆方向だからと四万十川石を探させてもらえないのだからせめてはと室戸である。それにあそこには空海様明けの明星の御聖地がある。八十八か所無理でも、高知に来たからにはあそこでしょ！その空海様ご修行の海の傍の洞窟。昔、本で詳しく読んだ時の想像とは随分違う。それはそうだ。海岸線より高く造られた道路はなかっただろうし、それがなければ普段は海は遠くまで、海岸線は少し下にあって、波の高い時には穴にまで水は入り込んだだろうし、ましてや観光用の柵なんかなかったし。一人で水が沁みたコケなんか触っていると、じんわりと涙が出る。なんとなく、なにがとは言えないが心の底が有難さでいっぱいになる。今はどこに行っても観光地化されて有難みなんかさっぱりだが、開かれていてもここでは心が湿る。高野山の奥之院と同じ。・・・　・・・噺戻って、室戸に行くその途中、いい海岸にたまたま降りた。海岸沿いの尖った岩場にはあちらこちら赤い鳥居さんが建てられていたが、それこそたまたま車を止めようと思った所が竜宮神社。良い所だった。岩場が。石だけでない、塩で真っ白になった流木も拾った。竜宮さんだ。意味はないが大本を思い出す。生きてるうちに丹後の竜宮さんには行けないだろうからね。良い拾い物。石は・・・石はちょっと気持ち悪いのね。私は得体のしれない生き物が苦手だから、生きてるのか、死んでいるのか、貝なのか何なのか、マンガン質の石にそういうものがへばりついた石をニ三個。気味悪いのに持って帰ろうという気になった。化石ではなさそう。しかし聖観音像みたいな石というのは室戸では見つかるかと思ったが、信心足りない？それは諦めて帰途につく。帰ってはサンポールが活躍する筈だが、貝か何か、珊瑚はサンポールでいいと思うが、ああいうものは結果どうなるか？四国の旅はまだ続くのです。

2023.04.15

秋を待つ

庭の桃の鮮やかな白だった花は既に青葉。桜は散ってもう半分ほどしか花はない。梨の白い花も終わった。モクレンも終わり。一方でチューリップ、菫、芝桜が鮮やか。川や山から持ち帰って来た石たちは庭で適度に雨に濡れて、これは実に存在感がある。しかし、、、私は近頃は早く早く寒い季節にならないかとしきりと思うのである。秋、出来れば冬。畑の土をうまく作る為には何だか冬のほうがいいような気がするのだ。まー実は焚火が好きで、焚火をして炭を作りたいだけなのだが、春の原っぱは様々な小さな花が可憐に咲いて、これはやっぱり焼くんじゃなくて眺めるもんでしょ。それに夏でなくても、昨今のように春でもこんなに気温が上がると火を燃やすどころか炎天下状態で、そんな畑には長くはいられないし、農家にとっては冬のほうがいいねと言っていたジローを思い出す。さてしかし、春そして夏、草のあまりない私のような者は、この青葉がいっぱいの時期に草集めをしなくてはならないのでは？秋の枯れ葉はたい肥作りには良くてもマルチには向かないだろうから。

2023.04.07

花吹雪の日曜日

昨日は河原で昼ご飯を食べて、それからしばし堤防を散歩。河原から上がると視界は一面のタンポポと菜の花で、広場は黄色で埋め尽くされていた。小さな黄色や紫の名も知らぬ花々もひっそりと咲いていて、景色というのは上から下を見るより、下から上を見る方が綺麗だった。そういうものなのかな～？午後、桜の花びらが舞って、しかしこちらの帽子も飛ばされて、、、そんな中、春の野草採りを堪能した。ちょうどいい具合の天気。多くの人が桜と菜の花と川の流れの一番良い所を選んでパチパチやっているが、私は最近は写真を撮り忘れる。ま～今はどこでもいい写真を見られるからなんということもないけれど。

2023.04.03