『哀』の字が消えた?
久保浩が歌っていたんだったか・・・急に哀愁の街に霧が降るという歌を思い出した。最近の歌は全く知らないのだけど、テレビやなんかを見ていると、最近はただただ意味もなく明るいトークや踊りやそういう番組ばかりで、人生は喜怒哀楽と小学校の頃に習ったように思うが、そのうちの哀はなくなってしまったな~と思った。哀愁。哀惜。哀歓。悲哀。私は哀惜という言葉がとても好きだったが。小説でも、詩でも、音楽でも。昔々、仁王様のような目をしていたうら若き坊様が、まだ坊様になる前に、「明るさが美徳で、暗いのはいけないのでしょうか?」と言っていたことを思い出す。