300万くらい出せよ!
昭和時代の影の総理は安岡先生だったというような話が昔よくあったが、昨日、何気なく見ているとYoutubeで「黒幕」という言葉で安岡先生UPしているものが流れた。黒幕というよりは黒子。でもやっぱり先生でしょう!今松陰と言われた学生時代から死ぬまで安岡先生は一生先生だった。テープも聞いていたことがあるけれども、よく通る淀みない声で、まさにこれが先生という教え方だった。安岡先生亡くなったのは昭和57年?だから私はその存在を知らなかったが、四条畷神社下には伊與田先生おられて、自民党のお歴々、或いは政治関係者は何かあるたびに?参道を歩いて、NO,2宅にお参りだった。山の上の教学所はもうなく、今は神社に祀られている。先生が晩年、認知症になったというのは意外だったけれども、そういう時期に細木数子に騙されて?膨大な書籍や資料を韓国だか中国だかに売りさばいたなんぞという話があった。それは嘘か真実か?まーそれは実に残念な話であるが、先生晩年の頃、道端の何気ない石に足を止めて眺めるという話があって、石に趣味のある私は、たまに石を愛でている安岡先生を想像したりする。安岡先生の旧家には、一時期、たまに寄っていた。毎日のように枯れ葉の座布団に通っていた時期があって、先生宅はすぐ近くだったからだが、最初先生宅を見た時は愕然とした。家が、特に屋根が一部朽ちていたのだ。日本を代表する政治家や実業家にも師と仰がれた安岡先生旧宅だよ。特に豪邸でもなんでもない田舎のどこにでもあるような旧家だ。屋根の修理代を詳しそうな人に聞いたら、300万から500万もあれば屋根や壁の補修くらいできるのではないかという話だった。私のような貧乏人には高い金額だが、裏金もいっぱいもらえるような政治家さんや実業家さんならそれくらいおやすい御用だろうに。自分達は相当華美な家に住んでいたりするだろうに。私は文化財保護みたいなものにあまり興味も関心もないが、何かそういうふうに指定してあるんだから、ならばきちんと管理して貰いたい。日本の師が少年期を過ごした家である。なんだか少し嘆かわしい思いを持った。今、日本を教える師と呼べるに足る人はいるのか?