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お父さん、相変わらずお父さんの写真をどこにでも持ち歩いている私です。まるで、恋人のようだと、お思いになりませんか?お父さん。
(娘もいいものだね) にこにこしながら、そうつぶやくお父さんの声が聞こえるようです。 「死んだ人のいいところは、手を合わせると、いくらでも話ができるということです」 先日みたドラマでのお坊さんのセリフで、私、それをいま実感しています。お父さんがとても近い。 最近読んだ本で、心に留まる文を目にしました。 「愛する人が亡くなったとき、生前の物質的な限界が消えて、今までよりも近くにその人を感じることがあります。場所や時の限界は乗り越えられます。亡くなった人を身近に感じることは大きな恵みです。」(『やさしさの愛につつまれて』著 バレンタイン・デ・スーザ) お父さん、人が亡くなるって、わるいものでもありませんね。いいえ、お父さんじたいが、いい亡くなり方をなさったのです。もっといえば、お父さんはいい生き方をなさったということです。十数年にわたって、妻の介護をなさったのですから。それこそ、お父さんが亡くなる寸前までです。その功績は、あちらに渡る際に優遇される好条件となったのではないか?いま書きながら、ふと、そんなことを思いました。ええ、きっとそうです。 お父さんの死をきっかけに、今まで話したことのない兄の奥さんとも話しができるようになりました。兄の住居の連帯保証人であったお父さんが亡くなったため、このたび私が引き受けることになったのです。東京に単身赴任している兄から連絡を受け、すぐに快く引き受けました。青森から手続きの書類を受け取りましたが、その中に兄の奥さんから手紙が添えてありました。嬉しかったですよ。ドキドキしました。どういう返事を書こうか、悩みました。昨夜、書類を書いて判を押しました。続いて絵葉書の裏にボールペンで簡単に書いたものを同封しました。これから午後ポストに投函します。これでよかったかな、お父さん。 「お姉さんへ この度は、父のこと、母のこと、大変お世話になりました。お姉さんには、私にはとうてい出来ない、沢山の人知れない苦労を、今もなお、背負わせていることを申し訳なく思っています。誰でも、ここまでは出来ないだろうということを、お姉さんは精一杯がんばって下さいました。感謝です。兄が、お姉さんを信頼しありがたく思う気持ちと、私の気持ちは一緒です。お姉さんは大恩人。頼もしくて、機転が利いて、物事テキパキ、さらに男気があってカッコイイ! 私は本当にお姉さんに惚れ込んでしまいました。お姉さんと親しくなれて嬉しい。お姉さんがいてくれて良かった。お姉さん、あたたかくして休んでくださいね。お姉さんの愛に、ありがとうございます。」 初めてお姉さんと呼んでみました。私より三歳年下なのに、しっかりしていて、お父さんも好きだったでしょう?お父さんの死後、お母さんのお世話はお姉さんが看ていました。今は施設に移っています。そのことを申し訳なさそうに書いてありましたので、様々な苦労をねぎらい、理解を示したかったのです。自分史は次の頁から開始です。 二〇一六年三月十二日(癸巳)震災五年目の翌日 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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2016年04月08日 23時48分51秒
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