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二〇一六年の四月、現時点を生きる、私の日常を、お父さんに報告したいと思います。
通勤には片道で、一時間半ほどかかります。途中、会社の送迎バスに乗ります。職場に到着して、前の扉から、一番目の人が無表情に、何も言わずに降りました。その人の後ろ姿に向かって、 「行ってらっしゃい」 年配の、男性運転士さんが声を掛けました。 次に降りようとしている私、それを受けるように、笑顔で元気に挨拶しました。 「いってきまーす!」 「はい、いってらっしゃい!」 運転士さんの声に、いっそうの親しみがこもっていました。気分が良かったです。お父さんを見送って早五ヶ月。私は、あらゆるところでお父さんを感じ取ることができます。 週五日、一日八時間、びっしり仕事をしています。過ぎ行く時間がとても早い、あっという間に夕方、夜。早く仕事が終わってくれるのは嬉しいのですが、どんどん早く年をとっていきそうです。この調子ですと、あっという間に私の一生が終わってしまいそうです。まあ、そうなんですが、仕事が好きですし、毎日充実して暮らしています。 通勤時間は往復三時間もありますので、その使いみちは本を読むことと、韓国語学習。 これから私、短い童話を書こうとしています。それを韓国語に翻訳したものも、同時に作っていけたらいい、そういった願望があります。 週に一度、語学の授業を受けるため、通勤時に予習と宿題をします。今週の宿題は、自分の性格を韓国語で書いて次回発表するというものです。 お父さんから譲り受けた私の性格、そして体質。地味で、素朴で、勤勉。働くことが、ひとつも苦に感ずることがありません。出勤することじたいが、健康にいい運動です。喜んで、楽しみながら、働いているため、私は常に健康です。お父さんも頑健で、欠勤したことがありませんでしたね。 お父さんも私も口数が少ないのですが、よく考えてみますと、これは美点でもあるのだと、最近わかってきました。お父さんが人を悪く、批判する言葉を、一度も、聞いたことがありませんから。 お父さん、お父さんがあちらに行ってから、ひとつわかったことがあるんですよ。 クリスチャンは、天の神様に、「天のお父様、~」と祈られます。私も、昇天したお父さんに、「ねえ、お父さん、」と常に呼びかけているでしょう。とても似ているなあ!って、思ったんです。 人にとって、父親という存在は、「私だけの神様」、そういう意味なのかなあ、と思ったのです。 お父さんの顔や姿の映像、それを写真だとしても目にすると、どっと情が溢れます。今回、笑顔の写真に救われました。毎日みていると、お父さんの記憶が蘇るし、それに刺激を受けて、お父さんの声も聞こえてくるようなのです。ほら、今も、キンキンとした声で、私を呼ぶ声が。その独特の話し方も、私の脳裏で、再生されるようなのです。 仕事が終わって、夜空を見上げながら家路につきます。人は神様から出で、神様のところに帰っていくのだなあ。そう、感じているこの頃です。 二〇一六年四月九日(土)辛酉 白木蓮・桜満開 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2016年04月09日 10時35分20秒
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