ひよきちわーるど

娘が最近おしゃれである。

どうやら好きな人がいる（笑）ようなのである。

ショートカットの髪なのに
可愛い髪飾りなどを必死になって
つけている。

鏡の前で頑張っている。





その後ろ姿を見ながら
ほほえましく思う。




「もし私が可愛くなったら
　○○君　私のこと好きになってくれるかな。」と

瞳を輝かせながら聞いてくるのだ。



こういうとき
何と言って答えればよいのだろう。




今はまだ８歳だから
難しいことを言っても
分からないかもしれないな。





娘が中学生くらいになったら
同じ女性同士として
いろんなこと話してあげたいと思う。







恋にもいろんな恋があるよね。

楽しい恋。

きらめくような恋。

穏やかな恋。





貴女には
素敵な恋をしてほしいと思う。



本当の恋をすると
自分の外見よりも
心を大切にしたくなってくる。

自分の心は
あの人にふさわしいだろうかと
自らに問いたくなる。



きれいな
透明な心でいたくなる。









外見ばかりが気になるような
そんな恋ではだめなのだよ。




その人を想えば
心が清らになって

優しく
強くなって

その人の前に出ても
恥ずかしくない自分でありたいと思う。




そんな想いが

貴女の表情に

あらわれるのだよ







そんな話を
自分の娘に告げるときのことを思いながら

今日も

元気に登校していくその後ろ姿を
見送っている。