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ひよきちわーるど

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2005.05.21
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カテゴリ:カテゴリ未分類
結婚は 本当に好きな人とするべきものである。

でも、この「本当に好き」というのが
案外曲者(笑)ですよね。

自分の気持ちなんて 本当のところ
自分が一番よく分かっていないのかも。





今だから言えるのですが
結婚前、ちょっと一悶着ありましてね。

ええ、ちょっとね(笑)。

自分にとって「心から好き」とは
一体どういうことなのかと真剣に悩みました。






結婚しますと 自然に
自分は相手に似てくるのだろうなと。

口癖ですとか、性格ですとか。

相手に似て嬉しいと思えるかどうかが
結婚の決めての一つなのではないかと思ったんです。





夫を見ておりますと
実にこう、気が利かない(笑)んですね。

でも、その気の利かなさが
彼の魅力の一つでもあるんです。

あまりに気のつく人ですと
今度はこちらまで緊張しまして
疲れてしまうんですね。






手紙無精ですし 電話無精。
交際中は半年に一度しか手紙も来ませんでしたし

ましてや 夫から電話をしてくることなんて
稀でした。





でも、夫の人柄が大好きでした。
精神的に安定しているんです。

ゆったりとして
プレーンで。

人の悪口を言わない。
心の実にきれいな人でした。





そういう夫に自分が似てくるのなら
こんなに嬉しいことはないなと思ったんです。

夫となら いろんな苦労を
楽しみながらできるかなと思いました。








この人と結婚して本当によかったなと思ったのは
特に今年の2月でした。

その頃、私の体調は最悪でした。

首から下は ほとんどみみず腫れ。
脱力感が激しく 起きてられませんでした。

1時間仕事をして
1時間横になるという・・・。
そうしませんと体がもたなかったんですね。









その頃、夫が 市外で行われる飲み会に出席すると言うんです。
ここから車で2時間。

その場所は 私など一度も行ったことがない場所でした。
地図を見ましてもちんぷんかんぷんなんです。

おまけに私自身の体調は最悪。
車の運転だって その頃は15分が限度でした。

足に力が入りませんで
アクセルを思うように踏めなかったんです。




けれど その飲み会と言いますのは
夫が大変お世話になったところのものでして
実に10年ぶりだったんですね。

ですので 彼の行きたいという気持ちも十分理解できました。






体調の不安はありましたが
何とか気力で車を運転。

そこまではよかったのですが
やはり夫は その飲み会の席で
どうやら飲み過ぎてしまったようなんです。

帰りの車の中では散々でした。

ちょっとカーブを曲がりますと
たちまちのうちに戻してしまいまして
それが10回以上も続くんですね。

やはり相当辛かったことと思います。





戻すたびに彼の背中を撫でて介抱するのですが
私も相当不調でしたので
もう、お互いボロボロなんです(笑)。






やっとの思いで家に帰り着き
ほっとしたのも束の間
今度はお手洗いから出てこなくなってしまいまして。






厳寒の2月。

お手洗いには暖房もありませんし
こんな中で眠っていたら風邪ひいてしまいますよね。

何とか2階の寝室に連れて行こうとするのですが
全く動こうとしないんです。




それで仕方なく 私もお手洗いの中にバスタオルを敷きまして
それをお布団代わりにして
夫と2人 あのめっちゃ狭いお手洗いの中で
夜を過ごしました。

だって1人であんな寒い場所にいたら
どうなるか分かりませんし
心配でしたから。





車を4時間ほど運転し
自分自身もめっちゃしんどくて
脱力感に何度も襲われ

おまけにこのお手洗いの中で
ぶるぶる寒さに震えながら夜を過ごすのか!って
思いました。

何だか笑ってしまいましてね(*^_^*)








相手が夫だから
笑いが出てくるんですよね。

いい年した大人が2人
こんな狭いお手洗いの中で夜を過ごすんですよ。

何しとんねん(ばしっ) というところですよね(*^_^*)










その時にふと思ったんです。

遠い将来 どちらかが先に逝くわけです。

看取られる方も辛いと思いますが
面倒を見る方も相当つらいだろうなと。






看病される側は
身体的な辛さから ついつい配偶者に対し
我が儘を言ったり 辛く当たったりするのだろうなと。






面倒を見る側も大変だろうなと思うのです。

余命幾ばくもない自分の配偶者が
病苦に耐えかねて自分に辛く当たってくる。

それに対応する辛さもあるでしょうし
見送らねばならない辛さ、遺される悲哀もあるでしょう。






・・・どちらにしましても辛いわけですよね。
経験したことがありませんから
想像しかできないでいるのですが・・・・。



そんな いつかは直面するであろう事態に対し
私たち夫婦はどこまで考え
どう対応していくのだろうと。







そんな時、配偶者のことを
本当に好きでよかったなと思いました。

その「好き」という気持ちの中には
信頼感、愛情、尊敬
そのほかいろんな感情が入っていると思うのです。





○○をしてくれるから
○○だから好き、ではないんですよね。




上手くいえませんが

その存在自体が愛しい。







どんな場面に遭遇しても
「よっしゃぁ!まかしとき!」と腕まくりして

相手と一緒に
生きていく自分でありたいと思います。












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Last updated  2005.05.21 17:28:27
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