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ひよきちわーるど

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2005.05.26
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カテゴリ:カテゴリ未分類
先日 明石の「柿本神社」に行って参りました。

いろんな歌碑がたっておりました。

全体的に きれいに整備された神社でありまして
またそばにはたくさんの神社もございましたが
今回は「柿本神社」に絞って行って参りました。





・・・・素朴な疑問としましては
何で生前「人間」でしかなかった人物を
「神様」として祀る必要があるのだろう・・・と。

人間は人間のままで良いではないかという疑問ですね。

人間以上のものはないというのが
持論です。







ずっと以前、現役の神官の方に伺ったことなのですが

「神様なんて言ってもね もとはみんな人間だったんですよ。
 ちょっと足が速いとか、ちょっと記憶力がいいとか、ね。」

・・・そういうものなのかな・・・?って
よく分からないのだけれど・・・。







私自身、偏屈(笑)なのかもしれないけれど
例えば神社に参りましても

神様に対し
一方的に自分の願いを託すのではなくて

例えば この「柿本神社」の場合で考えてみましたら
人麻呂が一体どんな人生を歩んだのか
どんな歌をどんな状況で詠ったのか
彼の歌が 自分自身の人生にどのような影響を及ぼしているのか

そういうことに思いを馳せるきっかけとして
考えていくべきではないかと思いました。






ですので こういう神社につきましても
参拝という形として参るのではなく

あくまで「歴史的建造物」を見せて頂くという考えで
参っております。






この日はとてもお天気の良い日でして
遙か向こうに
淡路島がかすんで見えました。

神社の前には 大きな明石天文館。






最初 高校生の頃、
実は人麻呂のこと、あまり好きではなかった(笑)のです。

そもそも「宮廷歌人」というものが嫌いでした。

(これはあくまで自分自身の勝手な推論に過ぎないのですが)
何だか・・・政治のために和歌を利用しているという、
そういう気がしまして あまり好きにはなれなかったのです。







けれど 次の歌は大好きでした。
この歌を読みまして 自分の中の人麻呂像が変わりました。


    笹の葉はみ山もさやにさやげども
          我は妹思ふ 別れ来ぬれば






大人になりましてからは
次の歌も好きになりました。


    衾路を引手の山に妹を置きて
         山路を行けば生けりともなし






とても惹かれる歌となりました。









柿本神社ではたくさんの写真を撮りすぎてしまい
収拾がつかなく(笑)なっております。

整理して解説を添えてアップしますのに
かなりの時間を要します。







その他 明石には
源平合戦の跡もありますので

その写真につきましても
撮りに行きたいなと思っています。

平家物語の中で一番好きだった忠度。
何と 彼の終焉の場もこの明石だそうで・・・。
(ただし諸説有り)





歴史の重みを感じさせてくれるこの関西の地で
これからも写真を撮り続けていけたら良いなと思います。











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Last updated  2005.05.28 09:43:54
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