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カテゴリ:お笑い劇場
え・・・ 先日 娘と一緒に図書館に参りましてね。 で、前々から憧れていた「あること」を 決行しようと思い立ったわけで。 屋上のようなところに出ましてね そこで太陽の光をさんさんと浴びながら 娘と一緒にお茶を頂こうと。 お茶を頂くと言いましても、そこにお洒落なテーブルがあるわけでもなし ましてや ウエイトレスさんがお茶を運んでくださるわけでもなし すぐそばの自販機で紅茶を買い 娘と一緒にいろんなことを話しながら ・・・そういう素敵な時間を過ごしてみたかったのですね。 で、そこでひとつの障害が。 その屋上に出るところのドアがですね、 いつもいつもいつも開かないのですよ。 壊れとんちゃう?と 文句のひとつも言いたくなるところなのですが でも 他の方々、そのドアを通って屋上にまで出ておられる様子なので 壊れているわけではないのですね。 いつも開けようと挑戦するのですが どんなに 力一杯押しても引いても全く開かないのです。 ははぁ、これはおそらく 既に屋上に出ているカップルが誰にも邪魔されたくないと思って 外からカギをかけておられるのね? などと 一人で納得していたわけです。 まぁ、そういう気持ちもわからないではないので こ、ここはひとつ このひよきちが大人になって 屋上に出ているカップルの方々に 甘い時間と空間とを提供して差し上げよう、なんてね。 で、娘と一緒に図書館に行き その屋上を見たならば! その日は何とどなたもいらっしゃらず 「ラッキ~!」と心の中にて喝采。 早速ドアを開けようとしたのですが やはり開かないのです。 なんで? どうして? 今日は屋上に誰もいないのよ! 誰も、外からカギをかけていないのよ! どうして屋上に出れないの? そう思いながら 力一杯 そのドアを押したり引いたりしていたのですね。 娘と楽しい時間を過ごそうと思っているのですから そりゃぁ、あなた ドアを押す手にも一層力がこもるというものです。 でも、開かない。 怒り半分、困り果てた半分。 「みいちゃん、どうしよう。開かないのよね。」と 娘に言いましたら いつも比較的落ち着いている娘が これまた冷静に 「お母さん、そのドア 横に動くんじゃない?」 「ドアのすぐ横に溝があるでしょ。 その溝、何のために付いてると思う?」 ああ、我が娘ながら 実に理路整然(T‐T) ちょっと貸してご覧といわれ あたしゃ そのドアの取っ手を娘に譲りましてね。 娘は苦もなく そして何の力も必要とはせずに ドアを爽やかに開けてくれたわけです。 「お母さん、ずっと押したり引いたりしていたの?」と問われ 「うん。2年4ヶ月くらいかな。」と 何で答えられましょうか! 親としての株、一気に大暴落ですがな! その日の紅茶。 屋上からの眺め。 頬を撫でる爽やかな風。 私を見る 娘の遠いまなざし。 実に 心に沁みたわけです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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