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カテゴリ:思い出の人
桃花さんがお亡くなりになってから 今日で1ヶ月です。 初めて迎える月命日となります。 今にして思えば 桃花さんがお元気だった頃、 もっと携帯にお電話すればよかったな、と。 時折かけても、桃花さんはいつも車の運転中で 「今、車止めますから」と仰って電話に応じて下さったけれど 桃花さんに負担をかけては申し訳ないと思い お電話の回数も少なくするようになってしまった。 もっと「大丈夫?」「無理しないで」と 声をかければよかった。 桃花さんがホスピスに入院なさってからも ひよきちわーるどの来訪者履歴を見てみると 夜中の3時前に桃花さんの足跡が残っていることもあって そんな時、苦しくて眠れなかったのかな・・とか 大丈夫なのかな・・と心配になることもあった。 そんな時、例え夜中であったとしても 「ひよも起きてますよ」とか 「こんな時間に起きている人は誰だ~」なんて 声をかければよかったと思った。 けれど もし苦しくて起きているのなら そんな時に声をかけるなんてとんでもないし もし苦しくなかったとしても 貴重な時間を過ごされているのだから 邪魔をしてはいけないと躊躇したりしていた。 あの頃 実際にお会いする桃花さんと 桃花さんの書き綴る日記の文章と あまりに違いすぎて 一体どちらが本当の彼なのだろうと 不思議に思うこともあった。 でもね 今なら理屈抜きにわかる。 仕事の鬼だった桃花さん。 とても厳しくて そんな彼の日記を読むたびに 仕事に対する気迫を思った。 昔からの友人たちに 「カリスマ」と言われていた桃花さん。 逢う人を魅了するその人柄。 そして とても繊細な心の持ち主だった。 ・・・どんな人だったのだろうと こちらが考える必要など無かったのだ。 厳しかった彼も はにかみ屋の彼も 全部 全部 本当の桃花さんだった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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