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ひよきちわーるど

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2005.12.24
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カテゴリ:生きていくこと


若い時と違って
(いや、今でも十分若いつもりではおりますが)
やる気と気力だけで突っ走ることなどできなくなってきた。

今など 例えばどうしても外せない用事ができて
午後から外出しなければならない時には、
午前中、十分に体を休めることにしている。

基本的な家事は済ませるけれども
身体に負担をかけることはしないよう気をつけるようになってきた。





数年前は 自分自身それが許せなかった(笑)。

多忙なのは当然のことで
短時間のうちにいかに合理的に用事を済ませ
精力的に動きまくるかという事に価値をおいていたので

時に心身共に疲れ切り
隙あらば休もうとしている自分が許せなかったのだ。





自分自身、基本的にはとてもせっかちで
何事もきちんとなっていないといらいらしてくる性格だったのだなと
今になって思う。

つくづく損な性格だ(笑)。







でも、ごく最近かな。
少しずつ変わってきたのは。

休養をとらないとあとでバタンキューとなってしまうのだから
上手に賢く生きていく他ないではないかと
自分に言えるようになってきた。

今の自分の状態を認めなさい、と
自身に言えるようになってきたのだと思う。

どうせ用事など情け容赦なく入ってくるのだから
とにかく自分が倒れないように、上手に生きていくしかない。






自分がこんな風に変わってこれたのも、実は子どものおかげなのである。

女性が母親になると言うことは
本当に大きいことなのだなと改めて思う。

子どもがいるから 私は家庭的な人間になれるのだろうし
お料理にも、その他いろんな事に取り組めるのだろうと思う。

もし子どもがいなかったら きっと私、フルタイムで仕事して
家庭にもどんどん仕事を持ち帰っていたと思う。

結婚前など仕事が楽しくて仕方がなく
残業手当などいらないからとにかく終業後も仕事させてほしいなどと思っていた。

変人だ(笑)。







もしも子どもがいなかったら自分の自由時間もあるし
どんな遠くにだって行ける。

自分の読みたい本も存分に読むことができるし
興味を持てる様々なことに時間を費やすこともできるだろう。

このインターネットの世界にだって 今よりもっと深く入り込み
多くの方々と交流することも可能だろう。






でも、我が子を一人前に育て上げるまでは
敢えてそれらのことはしない。

できないからしないではなく、したくない。

仮にしたとしても ほどほどのところで止めている。






子どもを育て上げるという楽しさの前では
自分の趣味の世界など吹き飛んでしまう。

本でえられる知識よりももっと確実なもの、美しいものを
我が子は与えてくれる。





子育てほど全神経を集中するものはないし
しんどいものもないのだろうと思う。

だって「いのち」そのものを預かっているのだから。







なんていうのかな。
自分の両足がきちんと大地についている感覚なんだよね。

理想としては 我が子を愛情深くきちんと育て上げ
その上で初めて自分の世界に没頭していきたいと思う。




子育てほど自分にとって手強いものはなかったし
きっとこれからもそうなんだと思う。

自分は死ぬまでずっと親であるわけだし
最後まで我が子のことをはらはらしながら見守っていくのだろうな。






子どもを授かって良かったなと、
そして子育てで苦労させてもらってよかったと思うのは
「人のことがほんの少しでもわかるようになった」と言うことかな。

もちろんたくさんわかると言うことではないけれど。



たとえば小さな子どもさんを連れてお買い物に来ている人を見ても
そのお買い物に来ること自体大変だったんだろうなと
想像することができるようになった。

この寒い中、我が子が風邪をひかないようたくさんの洋服を着せて
お昼寝の時間も考慮に入れた上で
(寝覚めが悪いとずっとぐずって、お買い物自体行けなくなるものね)
やっとこさ、外出しているのだろうな・・・と。

外出するときに限って子どもはうんちするし
ミルク飲み過ぎて吐いちゃうし
そのたびにお着替えしないといけない。

買い物に来たら来たで お肉のトレイを指でぶすっと突き刺してるし。
お菓子のコーナーでは駄々をこねるし。

お菓子のコーナーできーきー泣かれると
正直言ってこっちもいらいらしちゃうんだよね(笑)。




今ではそういう場面に出くわすと
その若いお母さんに対し微笑ましい感情をもってしまう。

大変だよねって。
わかるわかるって。




我が子が公衆の面前で泣きわめく恥ずかしさも 私自身、よくわかっているし
そしてそんな時、他人の冷たい視線ほど心を突き刺すものもない、とも思うので

そんな親子に出くわしたときには「頑張ってね」とのメッセージを込めて
そして「子どもは泣くのが仕事だものね。」との応援の気持ちを込めて

その若いお母さんに笑いかけるようにしている。


そして一言
「うちの子もそうだったんですよ♪」と話しかける。

だってお母さんも必死なんだよね。





もしも子供を持たなかったら 子どもを見ても
ただ「可愛い」だけですませていたと思う。

親御のご苦労など、想像することさえできなかったと思う。
頭でだけ理解したつもりになっていたかもしれない。








これから生きていく上でいろんなことあるのだろうけれど
ひとつひとつ真正面から受けとめて
自分の財産としていきたい。






他者に対し

あたたかな想像力を
広げていける自分になれたら・・・と思う。

















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Last updated  2015.12.11 10:05:41
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