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カテゴリ:万葉染色
桜染色。 2回目も見事に失敗致しました(笑)。 どう頑張ったとて、桜色にならないのです。 淡いベージュで終わってしまう。 もしかして染料となる桜の木の幹の中に 桜色の色素が充分に蓄えられていなかったのだろうか。 この幹が伐採されたのは1月中旬頃。 それからずっと木の下に放置されていた形である。 桜色を求めるのであれば 3月中旬頃の幹を使用するべきではなかったかと。 その他、銅媒染液の中の 銅の成分が少なかったからかもしれないと思ったり 染料と一緒に重曹も加えるべきだったかと思ったり こうやって試行錯誤するのも 染色の楽しみのうちのひとつではあるのだけれど こう試行錯誤だらけ(笑)では まるで迷路の中に立ちつくしているような気分なのである。 とにかく、もう一度桜染色に挑戦である。 桜染色を進める一方で 寒い時期にこそ紅花染色だ!と思い 一昨日から紅花に取り組んでいる。 まずは紅花の中から黄色色素を取り除かなくてはならない。 そのため水の中でひたすら紅花を揉み続けるのである。 ・・・どんどん流れていく黄色色素を捨て去ってしまうのが惜しく思われ その黄色の染液を使って布を染めてみた。 黄色色素は退色しやすく、また水溶性であるので染色には向いていない。 けれど染め上がりの色が楽しみで 試しに染めてみたのである。 様々な布を用い、また媒染液もいろいろなものを使ってみた。 退色を防ごうと思えば「錫酸ナトリウム」を使用すればよいのだけれど できれば使いたくない。 今回は 布に関しましてはシルク、木綿、レーヨンを使用。 媒染液につきましては無媒染、椿の灰汁、稲藁の灰汁、 明礬、鉄媒染、クエン酸を使用。 ・・・・で、その結果がこれです (T‐T) ますます迷路の中に突入した気分です。 確かにね 使用した布も媒染液も違います。 だけど だからといって皆さん、 ここまでばらばらに染め上がることはないのではないか(笑)と。 ちなみに染液は同じなんですよ。 なのに、これだけ違いが出てくるんです。 染色。あなおそろし(笑)。 教科書通りにならぬ奥深さよ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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