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カテゴリ:故郷
昔と少しも変わらない風景ってあるのだろうかと思えば 思い浮かぶのは 曽爾高原の薄の原。 そして夜空に広がる星々。 星を眺めていると 私は前の世でも こうやって夜空を見上げていたのだろうなと思う。 幼い頃を過ごした宮崎の地は たいそう星の美しい場所だった。 庭に長椅子を出し空を見上げれば 満天の星。 隙間もないほどに そしてどの星と星とをつなげれば星座になるのだろうと迷うほどの溢れる星々。 小さかった私は飽きることなく夜空を見上げていた。 大きくなったら宇宙に関する仕事に就きたいと思っていたのだけれど そのためには理数系のセンスが必要であることを知り そしてまた 自分が知りたいのは科学的なことではなく 宇宙の偉大さについて知りたいのだということに気付き だからこそ 仕事を通して宇宙を見るのではなく 本や思索を通じて向き合ってみたいと思うようになった。 高校生の頃霧島にのぼり そこで夜を過ごした。 夜空は 暗いというよりも真っ黒で 星が降ってくるようだと思った。 手を伸ばせば星に触れることができるのではないかと思った。 草の茂っている場所にそっと寝ころび夜空を見上げる。 目にうつるのは星の光。 聴こえるのは風の音。 星空を風吹く中にて眺むれば まこと寂しき 宇宙の吾ぞ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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