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ひよきちわーるど

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2006.09.08
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カテゴリ:お料理


今日、香寺のハーブガーデンに行って参りました。
ここで買うお野菜がとても美味しいのです♪

確かにね、自宅から車を5分も走らせれば
大手のスーパーに行くことも出来ますが
そして そのスーパーにはたくさんの種類のお野菜が並んでいるのですが

それでも、私は往復2時間近くかけていく
香寺のガーデンの方が好きなのです。

ハーブガーデンの棚に並ぶお野菜は全て、近くの畑でとれたもの。

形も不格好なのですが
それでも「季節の旬のもの」しか置いていません。
そこが好きなのです。




スーパーなどに行きますと多くのお野菜が並んでいますね。
春先など 時にはスイカも並んでいます。
その季節感の欠如を、私は少し怖いと思うのです。

だって一年中トマトやキュウリは並んでいるし
キャベツもきれいで虫なんかいないし
ピーマンも何もかも季節を問わず陳列棚に並んでいる。

畑をする人ならお分かりになると思うのですが
間違っても、冬にトマトなどなりません。
トマトは夏のものなのです。

その土地で、その季節に収穫できるものを摂ることが
本来の人間の姿なのかもしれないと思います。





農薬漬け、季節感の欠如と
これらは何も農家の方々が悪いわけではないと思います。
私たち消費者側にも原因はあります。

私自身、畑でお野菜を作ってみまして初めて分かったことなのですが
例えばキャベツ。
このキャベツを、売り物として育てようと思えば農薬は必要不可欠なのですね。

1日、もしくは2日、畑のキャベツを放っておいてみて下さい。
瞬く間に虫に食べられてしまいます。
キャベツの葉は穴だらけになってしまうのです。

今年、畑で3個のキャベツを作ってみたのですが
外側の葉は虫のため穴だらけ。

そして下手をしますとキャベツの中がまるまる傷んでいたりするのです。
そう、黒く溶けてしまうのですね。
野菜にとりまして天敵は虫だけではなく、病気もまた大きな敵なのです。

私自身は家族で食べる分だけ作っていますから気楽なものではありますが
これが専業でお野菜を作り、生計を立てる立場だったら・・と想像しましたときに
農家の方々にとりまして、農薬使用は致し方ないものなのかもしれないと思ったのです。

そしてまた私たち消費する側が 例えば虫のついたお野菜は嫌だとか
形が揃っていないと嫌だとか そういうことを求め続けてきた結果が
今の状況なのかもしれないと、そう思ったりもするのです。






香寺のガーデンに行きますと「今の旬」が分かるのですね。

ピーマンの形が少し小さくなってきているのです。
ですから、ああ、ピーマンの季節も終わりに近づいているのだなと。

この時期ではトマトも全く見かけなくなりましたし、トウモロコシも見られません。

今、たくさん並んでいますのは葉物、そしてカボチャ。
シシトウ、小さなジャガイモ、茄子です。



この前ね、農家の方が香寺ガーデンにトラックで乗り付けてこられ
その荷台からお野菜をたくさんおろされたのです。

そして私をご覧になるなり「奥さん、運がええな!」と。
その方が仰るのには 
とても人気のある「花オクラ」を今、畑から収穫してきたばかりなのだと。
ふだんはなかなか手に入らないものだと。

お恥ずかしいことに私、花オクラが食べられるいうこと自体知らなかったのです。
ですので その方に美味しい食べ方を教えて頂きました。

家に帰り着きまして その日の夕食には早速「花オクラ」を。
教えて頂いたとおり、家族3人で美味しく頂きました♪
さくさくとして歯触りもよく、なるほどこれでしたら
棚に並んだ途端、たちまちのうちに売り切れになってしまうというのも頷けます。






この年齢になりまして 私たち日本人は
やはり和食が一番よいのだと実感致します。

殊に「らでぃっしゅぼーや」のお野菜、そして香寺のお野菜。
農薬を出来うる限り使用しないお野菜は香りもよく
そしてなんといっても美味しいのです。

食の安全について考え始めましたのは やはり妊娠してからでした。
それまでは安全について考えることはありましても ただ頭の中で考えるだけでして
例えば無農薬野菜の購入・・というように行動に移すことはなかったのです。

娘が生まれ母乳をあげるようになりましてから
「考え」を「行動」に移すようになりました。


娘も私の血を受け継いだのでしょうか、肌が弱く
例えばスーパーのトマトを食べましても口のまわりが真っ赤になり
「お口が痛いよ」と言ってよく泣いていました。

本腰据えて食の安全を考えるようになりましたのも
娘がいてくれたからこそと思います。





昨年の夏でしたでしょうか、
「らでぃっしゅぼーや」のお料理講座がありましてね
そこに娘と一緒に出かけたのです。

「いとめづらし野菜」というお野菜を使っての講座でした。
「ひもとうがらし」ですとか「シカクマメ」とか
今まで名前も聞いたことのないようなお野菜ばかり。
でもね、これがたまらなく美味しかったのです。

どれほど美味しかったかといますと
もともと食の細い娘が「美味しい、美味しい」と
講座で作ったお料理をほとんど食べてしまったのです。

確か、1人分の量がとても多かったのですね。大皿にこんもりという感じで。
その大皿に盛られた自分の量をほとんど頂いてしまって
「ママのも頂戴」と言ってくるのです♪

とても感激している私の隣の席で
またもや私と同じように感激している方を発見(笑)。

その隣の方におききしてみますと やはりその方のお嬢ちゃまも食が細く
一体どうするべきか・・・と悩んでおられたとのこと。

そのお嬢ちゃまを見てみますと、やはり大皿のお料理をすっかり頂いて
「美味しいね♪」と 私の娘と微笑みあっているのです。


・・・食材の大切さを痛感致しました。






食の安全性に対する考え方を育んでくれたのは
他ならぬ私の両親であり、そして祖母であります。

小学3,4年生のころには祖母の家に泊まり込みで
お料理を習いに行っておりました。
確かにスパルタではありましたけれど(笑)
手作りのすばらしさ、大切さを充分に学ばせて頂きました。

明治に生まれた祖母、そして戦中に生まれた両親。
家族から 食に纏わる多くのことを学んできたからこそ
今の自分があるのだと感謝しています。




明治、大正、そして昭和平成を生き抜いてきた祖母の智慧。
その祖母は4年前に他界し、既にこの世の人ではありませんけれども
その心は 今も私の中に生き続けています。



昔から食に込められてきた母の思い―――健やかであれ、との
何代もの母が我が子に託してきたその思いを
今度は私が娘に伝えていく番です。 












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Last updated  2015.10.02 21:40:07
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