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ひよきちわーるど

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2007.02.13
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カテゴリ:茶道

娘のお茶のお稽古、順調に進んでおります。
今日は柄杓を使ってのお稽古でした。

おそらくはこのお茶のお稽古が
娘の一番のお気に入りではないかと。



思えば・・スイミングは必要に迫られて必死になっていたようです。
タイムを競う必要などないと思っていましたので
25メートル泳げるようになりました時点で辞めました。

バレエにつきましては趣味に合わないと申しまして幼稚園入園と同時に辞めました。

英会話はカナダとオーストラリアの方に教えて頂いていましたが
大好きな先生がオーストラリアに帰国なさるのと同時に辞めてしまいました。

ああ、愛する娘よ。
そなたは辞めてばかりでありまするな(笑)。




でもね、子どもの頃はいろんな事にチャレンジするべきだと思うのです。
まず多くの機会を作っていろいろなものに触れてみる。
そうした中から本当に自分の好きなものを見つけることが出来ればよいと思うのですね。

学習塾には今のところ通わせるつもりはありません。
勉強法など自分のやり方で模索すべし。自力で這い上がっていけばよいのです。
良い意味でのハングリ-精神、負けん気を培っていけば
学習意欲も、そして学習効果も自ずと上がっていくものと思われます。






・・・娘のお茶のお稽古の間、私は和室に座りお稽古をじっと見ているのですが
いつも心に浮かぶ詩があります。

井上靖氏の生涯最後の詩です。






一日、端座して
顔を庭に向けている。

樹木も、空も、雲も、風も、鳥も
みな生きている。

静かに生きている。



陽の光りも、遠くの自動車の音も
みな生きている。



生きている森羅万象の中
書斎の一隅に坐って
私も亦、生きている。









・・・湯の沸き立つ音を聴き 無言でいる間
いつもこの詩が浮かぶのです。

思えば いつもいつも忙しさに紛れ
目の前にある雑事をこなすことに必死になっている自分。

そんな毎日だからこそ
私は このお茶の時間をこよなく愛しているのだと。







最初はただ娘のために・・・との思いで
お茶の世界に入りましたけれども

娘のお稽古を見学させて頂く中で
私自身もまた多くのことを学ばせて頂いていることに気づきました。






深い静寂。


私にとりまして 
思いがけぬ大きな贈り物でありました。













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Last updated  2015.07.14 13:05:09
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