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ひよきちわーるど

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2007.03.01
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カテゴリ:生きていくこと

今日、所用がございまして神戸へ出掛けました。
お花見で出掛けたのでしたら嬉しいのですが、あいにくそうではありません。
どうしても外せない用事がございまして、まだ体調も元には戻っておりませんがとにかく神戸へ。




1週間以上、発作と闘って参りましたが
もう、この苦しさと闘うのがいやになってきました(笑)。

起きている間ずっと息苦しさを我慢し続けるわけですから
まず、注意力が散漫となる。思考力も低下。

今日は多くの人に会わなければなりませんでしたので
咳き込まぬよう、そして笑顔を絶やさぬよう努めました。
自宅に戻りまして心身ともにぐったりです。




車の窓から王子公園内の桜をちらっと見ましたが、五分咲きといったところでしょうか。
確かに桜は美しいとは思いますが、染井吉野の息の詰まるような満開の姿は余り好みではなく
殊に今のような体調の時には返って辛くなります。


・・・むしろ ひっそりと咲く山桜に惹かれます。
その白い花の色と柔らかな碧の葉が心を落ち着かせてくれます。






桜の花は 時の流れを思わせますね。
この桜の花に再び会おうと思うのであれば、更にもう一年待たなければならないわけで
その長さをしみじみと思うわけです。

不思議なもので 体調の思わしくないときといいますのは確かに肉体的には辛いのですが
精神的にはある程度充実した時を過ごすこともできると思うのです。


まず、持病と闘うことに精一杯で、余計なことに時間をかけなくなる。
今の自分にとって本当に必要なことが見えてくる。
もっと丁寧に生きていこうという気持ちになる。
自分という人間を見つめることができる。

自分は本当はどんな生き方がしたいのか、弱点は何なのか。
これからどの方向に向かって生きていけばよいのか。

今生での生を終えたとき 自分に一体何が残るのか。







さくら花幾春かけて老いゆかん

     身に水流の音ひびくなり


                馬場あき子







桜樹は樹液を淡い色に染め
それは根から幹を伝い梢にまで届き 美しい花を咲かせるわけではありますが


人はそのいのちの底に何を秘めているものだろうと。

いのちの奥底において
音をたて流れゆくものとは一体何だろうと思うのです。












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Last updated  2015.06.26 10:23:38
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