ひよきちわーるど

先程　京都行きの日記は後日更新しますと書きましたけれども
現在発作のため横になることもできませんので、パソコンを起動させ
記憶の薄れぬうちに日記を更新しようと思い立ちました。

今回は「鶴屋吉信」へ参りました。
本店の２階カウンターでは、和菓子職人の方が実際に目の前で和菓子を作ってくださるのですね。
作りたてのお菓子をお抹茶とともに頂くというものです。

そのことを娘がテレビで見知っておりまして
いつか行ってみたいとずっと思っていたそうなのです。




今回は「里桜」「菜の花きんとん」とを作って頂きました。
殊に「里桜」はまろやかなお味でとても美味しく。

隣の座席に座っていらした方はおそらく裏千家にゆかりのある方なのでしょう。
みゆきちのお茶の頂き方をほめてくださり「裏？表？」とお訊きになりました。
「裏です」とお答えしますと「うちの若宗匠が見たら喜ぶだろうなあ。」と仰いました。

そして娘にいろいろなことを教えてくださったのです。
今のうちからこういう経験をしておくということはとても大切であること。
今日はとてもよい経験をしているんだよと。
たくさんいろんなことを見て学びなさい、と。

そして最後に「今日はこのお店に来て良かった。」
「こんなに良いお子さんに会うことができた」と。
娘も頬を紅潮させながらその方のお話を伺っておりました。





別の座席にいらした方も娘と私をご覧になり
「親子で一緒に来られるなんて良いわねえ。」と。

良い思い出になるからと
娘と私、２人で一緒に座っているところを写真におさめてくださいました。






・・・何とあたたかな時間だったことでしょう。

人生の大先輩の方々に「頑張りなさい」と励まされ　包み込んで頂き
娘と私は有り難い時間を過ごさせて頂きました。

その方々ともう二度とお逢いすることは叶いませんけれども
今日の出来事はずっと私の胸に残ることと思います。