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ひよきちわーるど

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2007.04.01
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カテゴリ:思い出の人


 葉隠れに散りとどまれる花のみぞ

       しのびし人に逢ふ心ちする

                    
                     西行





病院の先生によりCOPDのことを伺いましてからというもの
表面的には普段と変わらぬ生活を送っているつもりではありましたけれど
やはり心の内では 鬱々と思いの晴れぬ日々が続いておりました。

ネットで調べていますうちに「大変な苦しみを伴う病気」という言葉を目にしてしまい
恥ずかしいことではありますが その言葉が頭から離れなくなってしまったのです。

自分の人生の最期は苦しみのうちに終わってしまうのだろうかと
心穏やかな最期を望むことはできないのかと不安に囚われてしまったのです。
夜 床につきましてもなかなか寝付くこともできませんでした。






・・そんな時、桃花さんの夢を見たのです。

桃花さんがお亡くなりになりましてから1年5ヶ月。 
その間 桃花さんの夢を見ることはなく随分と淋しい思いをしておりましたけれど
数日前の夢に桃花さんは現れてくださったのでした。

その夢の中で桃花さんは白い車に乗っていらして
車の窓から大きく腕を出し 手を振ってくださいました。

「それじゃ!」と笑顔で手を振って
何処かに行こうとなさっていました。




今にも出発しようとする桃花さんに心配をかけちゃいけないと思い
私は 笑顔で大きく手を振りました。
そう、桃花さんが生きていらした頃のように。

「私は大丈夫だから!」と伝えたかった。







・・・夢はそこで途絶えました。

ふと目を覚ました私の目には部屋の天井がうつり
夢の中で聴いた桃花さんの声が耳に残っていました。




1年5ヶ月ぶりに逢えた桃花さんに
笑顔で手を振ることができて良かったと思いました。

いろいろなことがあっても でも負けない!という自分の気持ちを
伝えることができて良かったと思いました。






今、この楽天管理画面にログインしましてメッセージ欄に目を通しますと
4年前 桃花さんが私に贈ってくださった励ましのメールがそのまま遺っています。

私は どうしようもなく辛いときにはそのメールを何度も読み返します。

いつも、どんな時にも私の味方でいる、との そのお言葉は
日々葛藤しながら生きている未熟な私にとりまして
どれほど大きな励ましとなっていることでしょう。

そしてこれからも 桃花さんの遺してくださった言葉に
何度励まされることでしょう。







桃花さんは私ども夫婦にとりまして
大切な大切な友人です。



そう、いつも どんな時にも。

既にこの世の人ではなく
もう二度と逢えないとわかっていても。
















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Last updated  2015.06.05 23:24:20
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