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ひよきちわーるど

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2008.01.14
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カテゴリ:思い出の人

昨日から始まりました仕事、高校英語を教えるようにとのことでしたが
昨夜またもや会社から連絡がありまして
加えて中学文系科目(国・英・社)も、とのこと。

忙しくなることに多少の不安は覚えましたが
文系科目「は」大好きですので、引き受けることに致しました。

(理数科目につきましては頑なに拒否致しておりまする。
 うふふ、何たって、生徒さんにご迷惑をかけてしまいますので)

会社側に「私が理数系なんぞ教えてしまったら
生徒さん達に迷惑をかけてしまいます・・・」と申しましたら

会社側も何やら事情を察して下さったらしく
(どうやら、先日のひよこの学力テストの結果が手元にあるようです)
「ふっふっふ」と含み笑いをなさっていました・・・(笑)。





お茶につきましては 正式入門しました途端
座る位置から所作から ひとつひとつ注意がとんで参ります!

やはり、こうでなくては!

うふふ、この身も心も引き締まる時間が好きです。






現在、大学時代の様々な荷物の入っている箱を整理中。
あの頃の日記ですとか 書きためていた詩とか
お友だちからのお手紙、写真、その他たくさんの思い出の品々。
一気に20年前にタイムスリップです。

・・・・そのなかにね、とても懐かしいものを見つけました。
そう、和綴じ本です。

和綴じ本につきましては、以前の日記にも書き綴りましたが
私にとりましては大変思い出深いものでもあります。



当時入っておりました学生寮の先輩方、そして同じクラブの先輩方に
和綴じの方法を教えて頂きました。

和紙を使っての装丁方法、
そして・・確か(布団針でしたか?)大きな針を使っての和綴じ。
ひとつひとつ、丁寧にご指導下さいました。

自分で作ったその小さな本の中には万葉集、古今和歌集、
そして絵筆で絵を添えておりまして

その絵を見ておりますうちに
「丁寧に描くのよ」との先輩方の温かな声もよみがえってくるようでした。




・・・そういえば最初の頃は
和綴じ本に自分で挿絵を描くことに対し とても躊躇しておりまして
だって失敗するのがとても怖かったのですね(笑)。

ですので、挿絵を描かずともよい和紙を最初から選んだり
また、和紙に絵柄の印刷されているものを選んだりしていたのですが

先輩からは「世界にひとつしかない本なのよ」と言われ
「心を込めて描きなさい」と諭されまして
ようやく絵筆を取り 未熟ではありますが描いていたものでした。





・・・先輩方からは本当にたくさんのことを教えて頂きました。
和綴じをはじめ お手紙の書き方、お化粧の方法など。

忘れもしません、大学一年生の秋
初めての大学祭を迎える私に先輩が一言
「何故、貴女 お化粧していないの?」と。

その頃はまだ18歳でしたし、お化粧をするということ自体
自分にはまだまだ遠いことのように考えていたのですね。

きょとん、としていた私に先輩方は
「今日は学祭だから、内外からたくさんのお客様がお見えになるのよ」と
「お客様方に失礼のないよう、きちんとお化粧しなさい」と仰り
ご自分のお化粧品を全て貸してくださったのでした。

学内本部棟の1階洗面所にて
これは下地、これはチーク・・・とひとつひとつ教えてくださり
何もわからぬ私にお化粧をしてくださったのでした。

頬に触れる先輩方の柔らかな手の平を感じながら
「私も、こんなふうに温かい上級生になりたい」と思ったものでした。



・・・洗面所でお化粧をして頂き 廊下に出てきた私を
同じクラブの先輩方が待っていてくださいました。

何しろ、生まれて初めてのお化粧です。
何だか妙に照れくさくて、何処に視線を移してよいかわからぬ私に
先輩方が「○○ちゃん、きれいだよ。似合うよ。」と言ってくださいました。

今にして思えば、おそらくは生まれて初めてのお化粧に戸惑い
自信もなく、人前に出るのを恥ずかしがっていた私の気持ちを察し
先輩方は励ましてくださったのだと思うのです。

その温かなお心遣いに今も感謝致しております。






何もわからぬ私と一緒にバスに乗り込み、和紙の専門店に連れていってくださり
ひとつひとつ丁寧に和綴じの方法を教えてくださった先輩方。

お手紙の作法、食事のマナーを教えてくださった先輩。
女性はきちんとお化粧しなさいと教えてくださった方々。

大学にはもう慣れた?といって
一緒に学内の庭園にてお話してくださった先輩。


そのひとつひとつのことを思いますとき
本当に感謝の思いでいっぱいになるのです。







・・・はからずも開けてみた思い出の箱。
その中には あの頃の出来事が色鮮やかに残っておりました。

我が家の娘がもう少し成長しましたなら
2人、美しい和紙を手に取り
世界にひとつしかない和綴じ本を作ってみることに致しましょう。















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Last updated  2015.05.03 11:33:49
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