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ひよきちわーるど

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2008.01.21
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カテゴリ:生きていくこと

今日は朝から心に重くのしかかることがあり
自分でも危惧していたように
今日一日何をする気も起こらず とうとう棒に振ってしまった。

いや、家事や新聞集金などの業務は普段通りこなしており
見た目には普段と全く変わらぬ一日であって

ただ、心が空洞になったまま
身体だけはいつもと変わらず 淡々と仕事をこなしていた。




・・・・そう、こんな時にはいつも
学生時代お世話になった大家さんの言葉を思い出す。

「他人が経験するようなことは
 ひととおり自分も経験しておいた方がいいんだよ」



・・・学生時代の私は 将来において結婚も出産もするつもりはなく
一生仕事を続け、独りで生きていこうと思っていた。

誰か他の人と生涯を共にする勇気もなかったし
心の何処かで 人と深く結びつくのを怖れ、厭っていた。



お世話になっていた大家さんは 40代で今のご主人と結婚なさり
お子さまもいらっしゃらず そんな方だったからこそ
私は、結婚も出産もしないつもりでいる自分の考えを話したのだった。
大家さんだったら、私のこの考えに
少なからず賛同して下さるかもしれないと思ったからだ。

しかし、大家さんから返ってきた言葉は
私が想像していたものとは全く違っていたものだった。



他の人たちが経験するようなことは 自分も経験しとくべきだよ、と。
女性は子供を産んで育てなきゃ、本当のことは分かんないんだよと。

二親を見送って、初めてわかることもある、と。





私は今、41歳。
この春3月でようやく42歳となる。

この年になっても、まだまだ経験していないことばかりで
新しい問題にぶつかるごとに右往左往してしまい
今朝なども 机に向かいながら大きなためいきをついている。


今、まさに私は 今まで多くの人々が経験なさってきたことを
(遅ればせながらではあるけれど)経験している途中なのだと思った。

その経験が 何しろ生まれて初めてのことであるだけに
今こうして少なからず動揺し、何も考えられない状況にあるのだと思った。


・・・・お昼を過ぎた頃 主人の母に電話をして
今の自分の気持ちを聴いて頂いた。

義母に温かく励まして頂き そしてこれからのこともアドバイス頂き
今、自分の進むべき道が見えてきたような気がするのだ。






大好きなサイトにて 次のような言葉が紹介されていた。



自由とは、どこかへ立ち去ることではない。

考えぶかくここに生きることが、自由だ。

樹のように、空と土のあいだで。






・・・この言葉に触れ 私ははからずも落涙してしまった。



そう、今いるこの場所で 勝っていくしかない。
何処かに逃げ込むことはしない。

この地にしっかりと根を張り
自分の足で立って

けれど、心には翼を持ち続けて。



現実を決して忘れずに
真正面から見据えていく。

自分に何ができて、何ができないのかを、
今の自分に何が足りないのかを冷静に考えていく。

自分をとりまく複雑さに耐えていく。



これからの現実を思えば ふと弱気になることもある。

押しつぶされそうにもなるけれど
でも、心に持つ翼だけは手放さずに
自分の進む道を追い求めていきたい。



心はいつも大空を見上げていたい。
















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Last updated  2015.05.01 23:42:22
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