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ひよきちわーるど

ひよきちわーるど

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2008.02.03
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カテゴリ:生きていくこと


毎年この時期になりますと、やはり季節の変わり目だからでしょうか
体調が思わしくなくなります。

けれど、やるべき用事は山のようにあり
それらをこなしていくので精一杯の日々です。

ひとつの用事があるとしますでしょう?
そうしますと その用事を滞りなく済ませるために
・・・その用事をする前後1時間ほどは身体を休めなくてはならないのです。

1度外出を終えますと そのままベッドに直行。
小一時間ほどの睡眠を取り、いざ、2度目の外出に出るわけです。




・・・・頑健な方がご覧になりましたら
「一体何をやっているのだ(笑)」となることでしょうが

もし自分が倒れても 
何方の加勢も期待できない状況で生活している我が身としましては
これが精一杯の自衛策なのです。




先日、高倉健さんの「駅」というビデオを借りてきまして
観るのを楽しみにしていたのですが
そのビデオすら完全に観ることは叶いませんでした。
最後まで観通さないまま期限が迫ってきまして 仕方なく返却致しました。

図書館にて着物の本を借りてもきているのですが
今のような状況では読み通すことすらできません。

それでも何とか 眠る前の時間を利用して読もうとするのですが
お昼間の疲れが一気にでまして
そのまま1ページも読み終えませんうちに眠りの世界へ。

・・・これが多忙な40代の現実だ・・・と思いつつ
それでも、数年前の自身をふり返りながら
今年の冬はまだ一度も寝込んでおりません事に感謝致したいと思います。






この「ひよわーるど」に身を置きますとき
そしてお茶の世界にいます時も ほっと安らぐことはできるわけですが

私自身、本当の意味において安らげる時というのは
仏前に端座し、しんしんと祈る時です。



祈りの時間とは、自らに問う時間でもあります。
そして 自身をふり返るときでもあります。

その祈りは 単に自身を反省するという次元にとどまるものではなく
そして仏の慈悲に縋るというようなものでもなく

これから自分はどう生きてゆくのか、
その為の誓いの時間だと思うのです。



自身をとりまく今の状況を考え
その中でどう生きていくのか模索し

これから自身に起きて来るであろう様々な事態を想定し
いわば臨戦態勢に入るための祈りだと思うのです。



人生の途上にて起きてくる様々な出来事は
私たちの人生を形作るひとつの材料に過ぎないわけでありまして
・・・その材料に過ぎないものに翻弄されてなるものかと思うわけです。

どんなことが起きてきたとしましても
前に進み続けなければならない。

その出来事の中に 
何らかの意味を見出すことのできる自分自身に・・・とも思います。





・・・とはいいますものの、私は非常に神経質な部分がありまして
おそらくは他の方々よりも落ち込みやすいのではないか、と。
ですので、浮上しますのにかなりの時間を必要と致します。

でも、時間はいくらかかっても良い。
必ず自分の力で 何度でも這い上がることができたら・・・と思っております。





多忙な日々、煩雑な用事の山。
待ったなしの子育て、際限のない家事。

昨夜はとうとう音を上げまして
夫に「2週間、いや、1週間でいい。誰にも会わず、何の用事もせず
ただこの家の中の大掃除、整理整頓だけをしたい!」などとこぼしてしまいました。




・・・でも、これも おそらくは人間修業の一環なのでしょうね。
煩雑な用事の中をかいくぐり 子育てに頑張って
自分をとりまく様々な状況に一瞬ひるみながらでも、でも頑張って前に進む。

行き詰まったら そのたびごとに仏前に座る。




そう、子育てだって、娘が赤ちゃんだった頃のことを考えましたら
あの頃、苦労をしていて本当に良かったと思うのです。

当時はね、夜泣きをしない、手のかからない赤ちゃんだったら
どんなに良いだろう・・・などと思っておりましたけれど

今12年経ちまして思いますことは
あの時にしかできない苦労をしていて本当に良かったと思うのです。

・・・人の苦労を思いやることができる。
理屈ぬきで、ね。




そのことを考えましたら
この40代、どうしてこんなに用事が出てくるのでしょう、と
誰かに向かって問いつめたくなる気持ちも

自分の好きな本さえ読めずに 
ただあたふたと眼の前の用事に忙殺されることも
全てはあとになって生きてくると思うのです。




自分をとりまく状況にくさらず
今、自分にできることを精一杯やっていく。

・・・悲しみも悔しさも 辛さも
まるで大波のように押し寄せてくることでしょう。

でも、そのことに耐え得る自身の力を信じて
前に進むしかない。








・・・ふと 思うのです。




この生涯を通してひたむきに生き続けた分

いつかは その生き方が 

自身の胸のうちに

一体どれほどの豊穣をもたらしてくれるものだろう、と。













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Last updated  2015.05.01 23:38:57
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