ひよきちわーるど

少しの時間のあいまをぬって版画を制作しております。

基本も何も分かっていませんので、ほとんど自己流の世界。
「これでいいのかな？」と思いながら試行錯誤の毎日です。



根が不器用なものですから
やはり子育てや仕事を抱えながらの版画作りはしんどい(^^;)

はっと時計を見ては「おお！あと１時間もすれば娘が帰ってくる！」と
慌てて台所に駆け込み、おやつ作り。

そしてまた時計を見ては「うわ！もう、こんな時間！」と
家庭教師先のお子さまに合わせた問題集作り。



仕事に向かう車の中では
先程まで頭の中にてひしめいていた桜模様や千鳥、波や松竹梅など
それらの文様を全て打ち消して

ついで（夜、仕事に行くときには）娘１人を家に残しておきますのでね
ですので、神経質なまでに火の始末や戸締まりなどを総チェックし
運転をしながら少しずつ、頭を仕事用に切り換えていきます。



・・・それでもやはり、頭の切り替えについていけなくなる時もあり
やはりこういう版画製作というものは　ある程度年を取り
子育てを完全に終え、仕事をリタイアした人のものではないだろうかと
そんな風に思うときもあるわけです。



そんな風にちょっと気弱になっていましたとき
メールの友人が
先日アップしました月と萩の版画をみてくださり
「とてもきれいだ」と言ってくださったのですね。


・・・素直に、嬉しかった。



友人の言葉に元気を頂いて
また、少しずつでも頑張ってみようという気持ちになりました。


・・そんな自分のことを「子どもみたいだなぁ」と思いつつ

でも、時にはこんなふうに　
子どものようになってみてもいいのかな、と。