ひよきちわーるど

銀杏の樹が鮮やかに色づく頃になると
必ず思い起こす街がある。



・・・古都・鎌倉。

思い起こす・・・とは言うものの
未だ訪れたことのない街であり
おそらくはずっと、憧れ続けるであろう街である。

この街の大きな銀杏の樹に、逢いたいのである。


そう、確かに新幹線に乗れば
ほんの数時間で行けるところなのかもしれないけれど

仕事を抱え子どもを抱える身としては
その数時間の時間さえも取れない状況ではある。




この春　鎌倉に住む大切な友人から
鎌倉の海の写真を頂戴した。

穏やかな　光に包まれた春の海であった。


・・・・どんなに嬉しかったことだろう。

八方ふさがりに思える状況の中で
何度、この温かな春の海の写真に勇気づけられたことか。

友人は　私がこのネットの世界で生きて行く上において
大切な、おそらくは灯台のような存在である。




・・・数年前に頂いた美しい夜明けの写真と
このたびの　穏やかな春の海。



ずっと、いつまでも胸に抱えてゆく。



心からの感謝を込めて。