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ひよきちわーるど

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2009.02.17
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カテゴリ:To you

先日、夜にテレビを付けていたら、懐かしい人の声が聞こえてきた。
・・・そう、小田和正さん。

この人の声も歌も大好きで
中学2年生の時からのファンである。



その時、テレビから聞こえていた歌詞がとても素敵だったので
早速ネットにて検索してみた。




    「さよならは言わない」


  たとえこのまま 会えないとしても
  思い出に そして君に
  きっと さよならは言わない

  決して さよならは言わない







メールの友人との交流が 
いつ、一体どのような方法で終わりを告げるのか
それはわからないのだけれど

もし、どちらかに不測の事態が起こった場合、
遺された家族が連絡をつけるようにしている。

もしも私に何かあったときには
パパに、メールで友人に伝えてもらうようお願いしており
友人に何かあったときには
ご家族が私のメールアドレスに連絡をくださることになっている。



パパと友人は スカイプでのチャットで何度かお話したこともあるので
顔なじみと言えば確かにそうなのだろうけれど、
友人のお連れ合いと私は、全く何の面識もない。

私に何かあった場合、パパが友人にメールを送るか
もしくはスカイプで連絡をとるか
あるいは友人の携帯に直接電話するかもしれない。

けれど、友人に何かあった場合には、
私はひたすらご家族からのメールを待つしかないのである。




お連れ合いは日本語にも堪能でいらっしゃるので
もしかしたら、私に送ってくださるメールは日本語かもしれない。
英語のままかもしれない。

もし、英語だった場合には
私はわからぬ単語を辞書を引きながら和訳し
訳した後に ようやくメールの全貌をつかむことが出来るのだろう。

そのメールの意味をつかみ終えたあとの
自身の胸の内を思うと・・・辛いものがある。



その、一通の英語のメールの届いたあとは
友人からの人懐っこいメールも
スカイプでの語りかけも

お互いに馬鹿な冗談を言い合うことも
喧嘩することも 仲直りすることも
全て失くなる。

あとに遺されるのは
永い 永い沈黙。




・・・「今年中には日本に帰国する」と友人は言うけれど
それさえも 仕事の都合でどうなるかわからない。

仮に日本で会えたとしても
ほんの短い時間となることだろう。


そして 友人が「じゃ、また!」と言って 笑って手を振り
今住む国への飛行機に乗り込んでしまったなら
それは 死別に近い別れとなるだろう。




これからどうなってゆくかそれは誰にもわからないのだけれど
でも、友人と語り合ったことは消えないし
喧嘩して仲直りしたことも消えない。

自分自身、仲良くなる人というのは
男女問わずとてもピュアで、そして不器用で
心が透明である。

友人と語り合う中で
友人もまた例外なくピュアで そして驚くほど不器用で
まるで子どものような人なのだと、知った。

そのことを知って、思わず微笑んでしまったこと
ずっとそばにいようと思ったこと

全部、消えない。




もし友人が先に逝ってしまっても

私はさよならは言わないだろうし
言いたくない、と思う。


そして私が先に逝ってしまった場合にも
友人には、あの頃と同じように
私に 心で話しかけてほしいと思う。













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Last updated  2015.03.22 00:04:19
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