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ひよきちわーるど

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2009.10.14
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カテゴリ:生きていくこと

どうしてこんなにも忙しいのでしょうと、思わず天を仰ぐ日々。
さまざまな用事が容赦なく飛び込んでくる。

家の中でこなしていくべき用事もあれば
どうしても出掛けていかなければならないものもある。

そう、ひとつひとつは
おそらくはほんのちょっとしたもの。
でも、そのちょっとしたものをおろそかにすると全体に響いてしまう。



昨夜は、地域のお祭りの補導だった。
途中、ぱらぱらと雨も落ちてきたのだけれど
本降りになることもなくまずは一安心。

しかし、喘息の発作を抱えたままの夜の外出は辛く
しかもものすごい人出だったので、境内の砂埃の量も尋常ではない。

顔の半分近くを覆うようなマスク着用にて
なにやら怪しい感じもしたのだけれど・・・ご容赦ください(笑)。



なんだか、ばたばたと過ごすその用事の大半は子供関連のもので
改めて 親として生きていくというのは大変なんだなあ・・・と実感。

それでも我が家など女の子1人なので
時間的にも精神的にもまだ余裕はある方なのだと思う。

お子様を2人3人育てていらっしゃるご家庭のことを思えば
私如きが弱音を吐いているようではおそらくは罰が当たってしまう。



・・先日、16年ぶりくらいに
1人で喫茶店に入った。

お友達や家族とならお店に入るのだけれど
1人で喫茶店に行くなんて
思えば、結婚して初めてではなかったか?と(笑)。


うふふ、結婚してすぐに家庭教師を始めて
毎日数人のお子様と格闘していたし

妊娠出産、育児とめまぐるしい毎日を過ごしてきて
はたと気付けば、我が子も中学2年生。


娘は非常に神経質な性格で
赤ちゃんの頃など人見知りも激しく、夫にだっこされても大泣き。

私がお手洗いに立つだけでも大泣きして
とにかく、私の姿が見えなくなると大変な騒ぎとなっていた。

だから、私がお手洗いに立つときもお風呂にはいるときにも
常に娘の視界の中にはいるよう気を配っていた。

であるからしてあなた、美容室などという
数時間を必要とする場所など行けるはずもなく
ましてや預かってもらうところもなく
確か・・・・あの頃は・・3年近く美容室に行けなかった(笑)。

本当に、30分・・・いや、10分以上
娘のそばを離れると、もう大変。
夫がだっこしようが何をしようが、大泣きは止まらず。

夫も私も新米パパママだったので
もう、途方に暮れてしまったことを覚えている。




先日、用事を2つ3つとこなしている途中
外出先にて相当しんどくなってしまい
とうとう喫茶店に入ってしまった。

本当ならば自宅に戻って休憩するつもりだったのだけれど
自宅まで帰り着くのに車で30分。

うーん・・・・(困)。




なんだかね、考え方が古いのかもしれないけれど
1人でお店に入ったら贅沢だなあ・・っておもってた。

今もそう思ってる。

お友達や家族と一緒ならそんな風にはあまり思わないのだけれど
1人で入る・・・というのには抵抗があった。

パパがお仕事をしている時に
1人だけ贅沢な時間を過ごすというのが申し訳なかった。



・・・けれど、先日はどうにもこうにもならなくなり
車を降りて、以前お友達に教えてもらったお店に。
ここなら駐車場の場所も知っていたし
いろんなことで右往左往しなくてよかった。

身体が冷え切っていたので熱いお茶をいただいた。
膝掛けも貸していただき
しばらくそのお店の中でじっとしていた。



身体が温まってくるのと同時にようやく人心地つき
ちょっとの間、穏やかな気持ちで考え事をすることが出来た。

・・・なんだか結婚してこの方
慣れぬ土地での生活、子育て、仕事と
本当にめまぐるしい日々を過ごしてきたなあ・・・と。

最初の頃など言葉も違っていたし
わかんない言葉も聞き取れない言葉もあって一苦労だった。

何のお店が市内の何処にあるかも知らず
「ここは何処でしょう?」などと独りごち
自転車でうろうろと数時間さまよったことも(笑)。


車がエンストして何処に頼っていいか分からず
(その日に限って夫は泊まりがけの出張だった)
おまけに自分は妊娠初期のつわりの身で
夕闇迫る中、泣きそうになったこともあった。

薄暗くなってゆく空を見上げながら
ああ、私は本当に見知らぬ土地で生きているんだなあ・・と
力をつけないことには世間を渡ってゆくことなど出来ないのだと
(今にして思えば大げさだが)なにやら胸の痛くなる思いだった。




・・・比較的のんびりとした土地柄である宮崎。

その宮崎県人をして「ものすごくおっとりしている」と言わしめた自分が
この関西の地で生きてゆけるのかと やはり不安に思う時がある(笑)。
そう、結婚して16年経った今でも。

外側から見たら なにやら淡々として生きているように見えるそうだけれど
けれど、私もやはり毎日毎日葛藤の連続。

子育てにしろ仕事にしろ、これでいいの?間違っていない?と
自分に、誰かに、問い続ける日々である。
もちろん明快な答えなど返ってこない。



自分がこんな状況である故に
夕刻、子どもを連れてバタバタお買い物をしているお母さん
おそらくは仕事帰りであろう女性を見かけると

「お身体は大丈夫ですか?お互い家族のために頑張りましょうね」などと
その手を取って 励まし合いたくなってくる(笑)。

(え、頭の中でそう思っているだけで
 実際行動には移しませんので御安心を。)



我が子が昼夜逆転となってしまい、出産して1年の間は
朝の6時まで一睡も出来ず起きていたこと

我が子が寝入ったその隙にささっとおにぎりを作り
とにかく自分も、眠る、食べるという
生きてゆくのに最低限のことしかできなかった時期のあったこと

娘がミルク嫌いになり、母乳も出ず
ノイローゼ寸前になって泣きながら小児科の門をたたいたこと



・・・・なんだかうまくいったことの方が圧倒的に少なく
その時その時手探りで、本当に不器用だったのだけれど

でも、これから、若いお母さん方が困っている時には
さっと理屈抜きでお手伝い出来るような自分になれたら・・・と思う。




なんだかね、子育てにしても
今、赤ちゃんに向き合えたなら
もっときちんとできるような気がする。

ミルク嫌いだったらこんな風に対処しようとか
反抗期にはこんな風に接していこうとか
落ち着いて向き合えるような気がする。

でも、人生の途上で起こる出来事はいつも一回勝負。
行き当たりばったり。
予行練習が出来ない。




そう、バレエの舞台で思っていたことなのだけれど
リハーサルを何度もこなして本番を迎えるでしょう?

で、その中で不安なところとかやっぱりあるんだよね。
何度やってもうまくいかないところ。

どう動いても他の人とぶつかってしまいそうになるとか
バランスがうまくとれないでぐらつくところとか。

そういう不安材料をたくさん抱えたまま本番を迎えるわけで
いったん、幕が開いてしまえばやり直しはきかない。



観客席にお客様がどんどん埋まっていくのを舞台の袖からそっと見て
(そのたびに心臓がきゅっとなって)

そのうち 客席がしんと静まりかえり幕が開き 曲が響きはじめて
最初の人がライトを浴び 舞台の上で踊り始める。

その姿を見て
「ああ、始まってしまった」と思う。

・・・そして観念する。




シューズや衣装のほつれがないか
筋肉はあたたまっているかを確認しつつ自分の出番を待つ間

舞台って、人の人生に似ているんだなあ・・・と思った。


いったん始まってしまったら
「あ、ちょっと待って。
 今のところ、もう一回最初から」などといえない。

上手くいこうがいくまいが
そのまま突き進んでいくしかない。

突進しながら
途中の失敗を挽回していかなければならない。

その間にも次々に
不安材料、やるべきことは降りかかってくる。





・・・・まだ43歳。

人生の大先輩方からご覧になれば
私などひよっこ。

これから親を介護し、看取り
同時進行で子どもを育て、独り立ちさせなければならない。



これから40代後半、50代に突入していけば
今よりももっと深い悲しみ、辛さに出くわすのだろうと思う。

いろんなこと、人、感情にもみくちゃにされながら
毎日を過ごしていくことと思う。



でも、だからこそ 人の痛みがほんの少しでも分かるようになるのではないかと。
自分の悪いところ、足りぬところも浮き彫りになって自己嫌悪に陥って
それでも前に進まなければならないのだろうな・・・と。





急に冷え込んだ空気に触れ
高くなった秋空を見上げるからだろうか

今日は こんな日記になってしまった。



いろんな感情を胸に抱えながら
これからもひとつひとつ
山を越えてゆかなければならないのだと思う。








         ・・・・・・ほんの少し沈みこんだ 秋の日に。











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Last updated  2015.03.19 13:42:27
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