797868 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

ひよきちわーるど

ひよきちわーるど

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
2010.04.12
XML
カテゴリ:my friend

ここ数年、「万葉人」なる名でサイトを運営していたのだけれど
2月下旬 もしくは3月上旬に、突然の削除となってしまった。

どうやら更新手続きがなされなかったから、らしい。


本来ならば「もうすぐ更新の時期です」とのメールが
しかるべき時に届くのだろうけれど
今年はどういうわけだか 私の手元には届かなかった。

丁度その折、我が家はみな毎日病院通いをしており
殊に私など 生まれて初めての結石で
文字通り七転八倒の日々。

ともかくも家族と自身の健康を守るのに精一杯で
とても、サイトのことにまで気を回せぬ状態であった。




そんな時、大好きなネットの友人からの
「どうして万葉サイトを閉鎖した?」とのメール。

はて? 私、サイトを閉鎖した覚えはないのだけれど・・・と思い
「万葉人」のサイトに飛ぶも すでに削除されたあとであった。




・・・その時の私の気持ち 
分かっていただけるだろうか。


ただただ、頭は真っ白になり
言葉も何も出ない状態。

どうして?の疑問がわき起こり
急いでプロバイダーに問い合わせをするも
「既に契約更新期限が過ぎています」の一点張りにてらちがあかない。


・・・ともかくも、今は検索機能を使い(しかもキャッシュ機能にて)
自身のサイトの抜け殻らしきものを
ひとつひとつ拾い集めている状況である。



そう、おつきあいの長い方なら既にご存じのことだけれど
2003年5月上旬、私はふとしたことでひどく傷つき
その日を境に 食事も摂れず夜も眠れなくなってしまった。

悲しみの余り食事が喉を通らないということが
本当に起こり得るのだと、それは誇張でも何でもなかったのだと
その時、初めて思い知った。


きっかけは本当に些細なことで
今の私から見れば「どうしてそんなことで?」と言いたくなるほどのこと。

けれど、当時の私にとっては 文字通りアキレス腱であった。




そんな中、家族や友人に支えていただき
勇気、励ましを頂き

つよくなろう、と自身に言い聞かせながらの
「万葉人」サイト構築ではあった。




確かにここ数年、万葉人の更新は全く出来ない状態であり
おそらくはあと4年ほど、同じく更新できないままであったと思う。

そう・・・娘が無事に大学に合格するまでは
落ち着いてサイトを運営することも出来ないだろうとは思っていた。
時間的にも、精神的にも。

けれど4年後、娘の大学合格とともに
おそらくは今よりも時間がとれるだろうし
その時こそ、腰を据えて万葉集に取り組もうと思っていた。


今、手元にある萬葉集古義全12巻を読破、
その解説を サイトにて少しずつアップすることも楽しみにしていた。

兵庫県内、出来ることなら関西一円を電車にて周り
史跡、万葉集に関わる場所へ行こうと思っていた。



確かに、サイトを開設したばかりの2004年は
娘もまだ小学3年生、私にも時間的、精神的余裕があった。

けれど小学校高学年ともなってくれば
今までのような過ごし方は出来なくなっていた。

ともかくも、娘の習い事、家事、仕事、地域の子供会等々
やるべきことは次々に押し寄せてきた。


・・・そんな状態を省みて
今はひとまずサイト運営をお休みし
目の前のやるべきことに集中しよう、と。

万葉集は、おそらくは一生かけても終わらぬテーマである。
自身のライフワークとして
晩年までじっくり取り組んでいこう、と決めていた。


そんな矢先の この度の出来事であった。






・・・ネットの友人の「どうして閉鎖した?」の問いかけは
まことに、嬉しかった。

上手く言えないのだけれど 心にほんのり灯りがともった。


そう、私にとって この「万葉人」がどういう意味合いを持つものか
そして 私がこのサイトをどんなに大切に思っているか、
友人は知ってくれていた。

知り尽くしていてくれたからこその「どうして閉鎖した?」なのである。

落合がこのサイトを閉じるわけがない、と
分かってくれていたからこその
半ば怒りながらの(笑)「どうして?」だったのである。




2004年、皆さまに助けていただき
多くのことを教えていただきながらのサイト構築。

その大切な 思い出深きサイトを
どうして自分の手で削除したりするだろう。





正直言って 自身の心の内は未だ嵐である。

喪失感と悲しみ。



今まで「万葉人」をリンクしてくださっていた
おひとりおひとりのところにお邪魔し
今までリンクしてくださっていたことへのお礼と
この度のご挨拶を・・・と思っている。

けれど、このご挨拶のメッセージをお送りするのにも
おそらくは数週間、もしかしたら数ヶ月かかるかもしれない。

そんなにかかるなんて 
自分でも情けなくなる思いだが・・




あと数年の後には
可能であれば 再度「万葉人」を立ち上げようと思っている。

自身の生涯のテーマとして。







・・・最後に ここに2004年春の日記を掲げてみたいと思う。



この春、新しく万葉サイトを開設。

万葉集について もう少し踏み込んだ形で取り組みたいと思ったからである。

そして 昨年の精神的ショックから完全に立ち直った自分自身というものを
この新サイト開設という形で確かめてみたいというのもあった。

新サイトの方もまだまだ手探りである。
右往左往している。

けれど、何とか立ち直ろう、
元気を出そうとしている自分を見つめるのは
そう、悪いものでもない。

こんなに未熟な自分であるから
多くの皆様方にたくさんのお力を頂戴しながら頑張っている。



自分にとって
「修羅場」を乗り越えようとしている途上での
この新サイト開設。

様々な想いが胸をよぎる。



思えば ちょうど昨年の初夏のころ
この精神的ショックについて日記に書き、
皆様方からたくさんの温かいお言葉を頂戴した。

この楽天は
なんて温かい空間なのだろうと思った。



皆様方からの温かい励まし。

そして友人からの美しい写真。




一生 忘れない。





本当にありがとうございます。


この春。
ようやく復活です。



本格始動します。










お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2015.03.13 21:31:58
コメント(0) | コメントを書く
[my friend] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.
X