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ひよきちわーるど

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2011.05.03
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カテゴリ:故郷


今日も箇条書きにて 思うことをつらつらと。



いつも思うことなのだけれど、何故にお茶会には
着物を着ていかなければならないのだろう。

こちらとしては、一日中裏方にいるのだし
まして お客様方の前に出ることもない

ただひたすらお茶を点てるだけなのだから
もっと動きやすいいでたちでもよいのではないか、と。


個人的なことを書けば このところ体調思わしくなく
常に腹痛に悩まされているので
出来ることなら身体を締め付ける着物など着たくはなかった。

それに3月の震災以来
着物という、いわば非日常のものに対し
今はそれどころではないのではないかという気持ちもある。




けれどお茶会にて もしも私が着物を着ないということになれば
お世話になっている先生や同じ社中の方々にご迷惑をおかけしてしまう。

・・・なので、半ば無理矢理に纏い
茶会のお手伝いに。



色無地で、そして袋帯にて、とのお達しは出ているけれど
こんな体調で袋帯など到底無理。

もしもお叱りを受けるようなことがあっても、その時はその時だと思い
袋帯は即座に却下、簡単な名古屋帯にて。




何しろ、半年以上着物など着ていない。

そしてまた、腹痛のある状態で
紐を何本も使い着物を着付けるなど、ご免被りたい。

よって、紐などはごくゆるめに用い
かわりに、帯にてしっかりと着付けることにする。
こうすれば、身体への負担は比較的軽くてすむ。




その茶会の日は、娘が1人でお留守番である。

この春、高校生になったとは言うものの
朝早くから夕刻までたった1人というのも不安だと思う。

何かあったらすぐに連絡をしなさいと娘には告げ
茶会の折には着物の胸元に携帯をしのばせ
すぐに対応できるようにしていた。




水屋にて茶筅をふるいながら・・・実にさまざまなことを考える。

数日後に控えている私自身の検査のこと、そしてその結果のこと
何事もなければそれこそ笑い話ですむけれど
もしも、何かあったらどうするべきか・・・と。

自分としては、おそらく今回も大丈夫だろうと考えているのだけれど
万一のことも ふと思われる。


もしも入院などということになれば
夫と娘は一体どんな風に暮らしていくのだろうと
さまざま、心は揺れる。

食事や、家事などはどうするのだろう・・・と。

また、新しい高校生活に飛び込んだばかりの娘の心のケアも。
いくら和気藹々とした楽しい学校であったとしても
いろいろ気を遣い、大変な場面もあるだろう。





・・・・そんなふうに思いを巡らせているところに胸元の携帯が。
何かあったのか?と 即座に携帯を手にする。

発信者は実家の母だった。
この数ヶ月、体調のよくない私を気遣っての電話だった。



私自身が、娘を持つ母親としてあれこれ思い悩んでいるところへ
そして 数日後の自分の検査への怖れなど忘れ
娘を守ろうと必死に踏ん張っているところへ・・・実家の母からの電話。




思わず、目頭が熱くなる。




うまく書けないな。



この日のこと、きっと忘れない、と思う。










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Last updated  2012.07.21 00:46:31
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