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ひよきちわーるど

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2011.12.26
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しばらくは、この空間が
私にとっての呟きの場となりそうである。


年明け5日の検査結果で「良性」と出れば
この物思いも晴れるのだろうけれど

もしも万一悪性と出た場合には
不安も心配もより大きくなっていくのだろう。




このたびの手術、「おそらく良性でしょう」との
先生の言葉に安心しながら臨んだものであったけれど
術後十数時間後には「悪性の可能性が出てきました」と。

私自身、その落差に少なからずショックを受けてしまった。



しかも、術後の痛みが続く状態での先生の言葉。

先生のその言葉は
もう少し後でもよかったのではないかと思うのだけれど
けれど、今そういうことを言っていても始まらない。

今、唯一自分にできることは、つよくなること。




執刀医の言うとおりであれば
悪性の場合、生存率は15パーセント。

担当医の言うとおりであるならば、良性。
ただし(良性であっても)再発は免れないので
そのたびごとに手術が必要となる。



手術など何度でも受けるから
良性であってほしいと切に願う。

娘の出産、育児を見届けたい。
娘を守りたい。




娘も16歳とは言えど やはり子どもの部分を残しているので
このたびのことについて未だその重要性を掴み切れていない。

お母さんはずっと自分のそばにいてくれると思っている。
入院しても、必ず帰ってきてくれると思っている。



そんな娘を見て 辛くなる自分と
いや、まだ最終決定は下されていないのだから
何を今からそんなに悲観的になっているのだと
自身を叱咤する自分とがいる。

今までにもこういうことは幾度となくあった。
だから今回も絶対に大丈夫だ、と自分に言い聞かせてもいる。





・・・こういうときに信仰があってよかった、と思う。

もちろん縋るつもりはない。
助けてくださいと懇願するつもりもない。



ただ、人生に起こる全てのことには 必ず意味がある。

悪性であったとしても
最期まで自分らしく闘えばいい。

良性であれば これから何度も続くだろう手術に負けず
生き抜けばいい。


全て 天が見ていてくれると思う。





やはり凡夫であるから これ以上の苦痛は出来れば避けたいし
ずっと、ずっと長生きしたい。

病とは全く関係のない人生を送りたい。

パパとみいちゃんと、ずっと一緒にいたい。




正直に言えば・・・5日の診察の日、先生が満面の笑みで迎えてくれ
「○○さん、よかったですね! 何の問題もないですよ。良性です!」と仰り
私はほっと胸をなで下ろす・・・・

そんな情景を何度も何度も心に描き
それを支えに日々を送っている自分。



逆に 執刀医は癌の専門医、その先生が切除した組織を見た上で
「悪性かも」と仰るのだから、今更期待など持たぬ方がいい。
最初から悪性なのだと諦め、そのための準備を始めようとする自分。



・・・・いろんな自分が交錯する日々である。











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Last updated  2015.02.19 09:46:20
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