ひよきちわーるど

このたびのことで　つくづく思ったこと。

生まれ故郷に帰りたいなあ・・と。



生まれ故郷は宮崎の飫肥。
小さな城下町です。

２泊３日くらいでね
たった１人で帰りたいんです。



飫肥には　生まれてから１１年間しかいませんで
そんなに長い間いたわけではないんですね。

だけど・・・自分の中では大切な故郷なんです。

１人で帰って、飫肥の空気をいっぱい吸い込んで
思い出のある町中を歩いてみたい。




飫肥に帰ったとて
自分の住んでいた家など残っていませんし

おそらく思い出のある場所も何もかも
当時の面影を残してはいないでしょう。

でも、一度でいいからゆっくりと帰ってみたいなあ・・・と。




グーグルの地図では飫肥の町を散策できるんです。

で、時折、パソコンの中にて
飫肥の町を歩きます。




・・・飫肥駅の近くだったかな
地図の中に出てくる町並みが夕焼けに染まっているんですね。

（おそらく、業者が町並みを撮影なさった時間帯が
　夕刻だったのでしょう）




その夕焼けに染まった飫肥の町並みを見た途端
「家に帰らなきゃ」と思ったんです。


馬鹿ですね
もう、帰る家などないのに。


実際には存在しないあの頃の家に帰ろうとする自分がいて
現実の私はもうすぐ４６になるというのに
その一瞬だけは１０歳の私に戻っていて。






・・・・人間はね

もし許されるのであれば

自分の生まれ育ったところで
一生を送った方がいい


そんな風に思うのです。