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ひよきちわーるど

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2013.06.21
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最近、他人様からよく「太った?」と言われる(笑)。
うん、実は、少し太ってきている。

元気な頃だったら「大変だ!」とばかりに
ダイエットを敢行したかもしれないけれど、今はむしろ逆。

痩せている場合ではない。



自分の中では「手術なんて、再発なんてごめんだ!」と思っているのだけれど
もし万一にでも手術が必要となった場合
一にも二にも体力が大事。

今から、その万一に備え
食事の量を少しずつ増やしている。



私も一応女性なので
やはりプロポーションやファッションを気にしないわけではないけれど

今は何より「長生きすること」が先決。家族のために。



再発した場合の手術は非常に大がかりなものとなる。
生命維持に必要なものだけ残し、あとは全て切除。

先輩方の闘病ブログを拝見していても
後遺症が本当に大変。

敗血症で亡くなる方もいらっしゃる。



手術後も何とか生き残っていくために
とにかく、今のうちに体力を付けておきたい。





1日でもいいから、病気のこと、忘れたいなあ・・・と思う。

「考えなければいいじゃないか」となるのだろうけれど
これって・・・自分がこういう状況になって初めて分かった。

考えたくないのに、湧き出てくる。自分の中から。

まるで腹痛や、歯痛と一緒の感覚かな。
もの凄い勢いで痛みが襲って
それに対応するので精一杯、という感じ。




・・・時々ね、想像しちゃうんです。

先生が笑いながら「ごめん!誤診だった!」って。
「単なる虫垂炎だったのに、間違って診断していました!」

「虫垂は切除したので、もう今後一切、何の心配もありません。」
「再発も何も、そんなの全然関係なし!」

そんな誤診だったら、どんなにいいだろうって。





ここで・・・もう、書いてしまいますが
今、先生方から心配されている病気は「腹膜偽粘液腫」なんです。

一番最初、一昨年に「虫垂粘液膿腫」になり
虫垂が穿孔、腫瘍細胞が腹腔内にこぼれました。

その、こぼれてしまった腫瘍細胞が腹腔内で増殖を始めると
「腹膜偽粘液腫」となります。これが「再発」という意味になるそうです。


現在の私は、腹腔内にこぼれた細胞が
増殖を始めているのかどうか、未だ分からないという状況。

先生からは再発する(腹膜偽粘液腫になる)可能性は非常に高いと言われていますので
心のどこか、覚悟を決めていませんと
万一、本当に再発したとなった場合、パニックになると思うのです。






腹膜偽粘液腫を分かりやすく言いますと
腹膜にて癌細胞が増殖、死に至ります。


胃癌、大腸癌の場合、病が進行し、癌細胞が腹膜に転移(腹膜播種)、
そうなりますと緩和ケア・ホスピスの段階となりますが

この腹膜偽粘液腫、(胃癌、大腸癌を通り越して)
最初から腹膜にて癌細胞が増殖しますので
病態としましては、発見当初からもはや緩和ケア状態。

10年前までは手術不可能とされ
死を待つばかりの病だったそうです。

原発は虫垂と卵巣とに分かれ
私の場合は虫垂原発。



手術をすることの出来る先生は、国内においてただおひとり。

その先生の元に、全国から患者さんが来られるわけです。



腹膜偽粘液腫になる可能性は高いものの
もしかしたら、このまま発症しないかもしれない、
そんなふうに希望を捨てきれない自分もいるわけで。

人間って、本当に複雑ですね。

覚悟を決めたり、希望を捨てきれずにいたり。






・・・・そんな、さまざまな想いを胸に

今日も、生きています。












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Last updated  2013.06.21 22:08:00
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