797275 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

ひよきちわーるど

ひよきちわーるど

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
2016.06.08
XML
カテゴリ:


このたびのことで、考えさせられたことは多くありました。


乳癌検査はこれで2回目。

1回目は、今から半年前の2015年11月。
その時はエコーとマンモグラフィー、そして問診。
エコーの検査結果は「カテゴリー3」、いわゆるグレーゾーン。


そして2回目が今年の5月30日でした。

エコー検査にて、しこりがかなり大きくなっていることが判明し
先生が慌てて「看護師さん、呼んできて!」と。

それまで和やかだった診察室が一転、いきなりバタバタした雰囲気となり
走り込んできた看護師さんに先生が一言「コア!」と。
(コア・・・針生検(コアニードル生検))


・・・確か検査の第1段階は「針生検」ではなく「細胞診」だったはず。

そしてその細胞診の結果が悪かった時にのみ、
第2段階の「針生検」に進むのではなかったんだっけ?

と、自分の乏しい知識を総動員させ目まぐるしく考える。

第1段階を飛ばして、いきなり第2段階の「針生検」か。うーん。


戸惑いながら診察室のベッドに横になり、麻酔を打っていただく。

人によっては「生検、すごく痛かった」とブログに書いている方もいらして
少し不安ではあったのだけれど
不安も何もとにかく検査していただかないことには!と自分を励ます。
(何しろ怖がりでほんとは歯医者さえも怖ろしい)

けれど心配していた割にはほとんど痛みもなく、あっという間だった。
確かに「バチン!バチン!」という音にはびっくり。
ちょうど・・・大きなホチキスの音に似ているのかな?

現在、血液をさらさらにする薬を飲んでいるので
もしかしたら傷口からの出血が多かったのかもしれない。

看護師さんがずいぶん長い時間をかけて
丁寧に身体のあちこちを拭いてくださった。


(後日談ではありますが、検査自体はほとんど痛くなかったものの
 傷口をカバーしている絆創膏にかぶれてしまいました。
 これは全くの想定外。

 皮膚が真っ赤にただれ、絆創膏を剥がすとともに皮膚も剥がれてしまい
 今もまだ完全には治っておりません。

 今後、この病院で検査を受けるときには
 絆創膏に気を付けなければ・・。)



・・・検査を終え、再び診察室の椅子に座り、先生のお話を伺う。

単刀直入に「初期と考えてよろしいのでしょうか。」とお訊きすると
先生は少し考え込まれた後に「・・そうかもしれません。」と。

次いで「癌にもいろいろなタイプがあるので、
これから顕微鏡で調べなければなりません。」とも。

そして「でもね、念のための検査ですから。」とも仰った。



そのあと支払いを済ませ
病院内の中庭を見渡せる椅子に、長い間座っていました。


いつだって、そう。

4年前に腹膜偽粘液腫のことで
「再発すれば余命は数年」と言われたときも
「データも治療法もありません」と言われたときも。

こんな風に長い間、この椅子に座っていました。



こんな時、1人で本当に良かったと思う。

もしも誰かについてきてもらっていたら
その人もずいぶん気を遣うだろうし、私もまたその人に気を遣うだろう。

それに こんな風に放心状態のまま
椅子に座っていることも出来ないかもしれない。


翌5月31日には、滋賀で腹膜偽粘液腫の検査。
今日の明日では心身ともに辛いな、と思ったのだけれど
何とかして乗り切るしかない。



・・・そんな思いで電車に乗り、
帰途についた30日の夕刻ではありました。








お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2016.06.19 10:55:23
コメント(2) | コメントを書く
[病] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.
X