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ひよきちわーるど

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2017.10.09
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カテゴリ:生きていくこと

このところ思うように時間も取れず、日記更新がまたも滞ってしまいました。

義父の緊急入院、そして退院、その間の義母の病院通い等々
50代になりますと、本当に様々な用事が入ってくるものですね。
痛感しています。

そんな中でもなんとか自分の仕事をこなし、家事にいそしんでいます。
残念なことになかなか自分の趣味の時間をとることはできないのですが
そのかわり、家事そのものが以前にもまして楽しくなってきているこの頃です。


草津での検査まであと1ケ月少々となってきました。
毎回そうなのですが・・やはり不安ですし緊張します。

「そんなに不安を感じなくてもよい」となるのかもしれませんが
おそらくこれは理性を超えたものであり
(例えは少し変ですが)歯痛や腹痛と同じ類のものなのでしょう。

「痛みを感じなくてもよい」と周りから言われたとしても
歯痛や腹痛はところかまわず襲ってくる。それと同じなのかもしれないな、と。

ですので最近では不安を感じたとしても、それに対して自己嫌悪に陥ったり
自分を責めたりすることはほとんどなくなってきました。

怖いものは怖い、と。
要はその不安を常に抱えながら、自分にできる限りの範囲で
精一杯生きていけばよいのだ、と。



前回の草津の検査では「再発かもしれない」と言われているのですが
・・・そのことに関し、数年前のスーパーDr.の言葉が胸をよぎるのです。

「腹膜偽粘液腫の再発を見つける点において、
 この病院のMRI読影技術は日本一や!」


・・・その日本一の病院にて「再発か?」と言われているからには
やはり、それ相応の覚悟が必要なのかもしれない、と。


白黒つけるのは本当に勇気の要ることだけれど
それなくして前に進むことはできない。

正直言って、毎日心は揺れ続けるのですが
不安をエネルギーに変え、1日1日を完全燃焼することはできると思うのです。


もしも来月の検査にて「再発」を言い渡された場合には
ひたすら前だけを見て突き進むしかない。

正直言って、歯医者さえ怖ろしく思ってしまうこの自分が、
そして点滴のことを考えるだけで気の滅入ってしまう自分が
あの大きな手術を乗り越えることができるのだろうか…と心許なく思われるのです。


病を得て数年。
これまで何度も「再発かもしれない」という場面はありました。

そのたびに何とか切り抜けることはできていたのですが
できることであれば・・今回も無事でいたいという気持ちもあります。


もしも自分が病を得ていなかったとしたら
おそらくは今頃、自分の好きなことや趣味に時間を費やしていたかもしれません。

折しも 娘も大学4回生。
大学の授業料をすべて無事に納めることができ、あとは巣立ちを待つばかり。

子どもにさほど手もかからなくなり
あとは自分のことに時間も手間もかけることができていたはずです。


けれど幸か不幸か、病を抱える身となってしまった。

・・・そうなりますと、この人生をすべて
「逆から」考えなければならなくなるわけです。


このようなことは、病を得る前にも考えていたはずですが
病を得る前と得た後では、まさに天地雲泥の差。

いかに「わかっていたつもり」だったか
そして「考えているつもり」だったか・・しみじみと痛感したことでした。


余談ではありますが、数年前「いつも何度でも」という歌を通して
日記を更新したことがありました。

その時は「生きている不思議 死んでゆく不思議」という歌詞に
とても共感したんですね。
殊に「死んでゆく不思議」の部分に。

死もまた、自分の意志ではどうしようもないことなのだ、と。
それならば、運命に従わなければならないのだと。
そんな風に感じていたんです。


けれど、今は違う。

運命だろうがなんだろうが、自分にはまだやらねばならないことがある。
やりたいこと、ではなく、自分以外の人のためにやらねばならないこと。
だからおとなしく「運命」に従うわけにはいかないと。

その「運命」を書きかえてやる、と
そんな風にも思うわけです。



来月下旬の草津での検査。

パパと娘のためにも
どうぞ 無事でありますように。








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Last updated  2017.10.09 00:07:33
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