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カテゴリ:生きていくこと
連日、膨大な量の写真を整理しているうちに 40年以上も昔の古い写真を見つけました。 これは 当時2歳だった、私の妹が写っているもの。 懐かしいな・・・と思いつつその写真に見入っていました。 記憶に残る故郷の風景は いつしか朧になっていて 細かなところまで覚えてはいないのですが このように写真という形で残っていますと・・ 眠っていた記憶が俄かに呼び覚まされます。 写真の裏側には母の文字で 「昭和51年10月11日」と書かれてありました。 写真を撮影したのはおそらく夕暮れ時 母は夕陽を背にしていたのでしょうか 道に母の長い影がうつり込んでいました。 写真の中の懐かしい山々。 そのなだらかな稜線を眺めているうちに 「あのお山の上を、いつラクダさんが通るのだろう」と 心躍らせていた4歳の頃の自分を ふと思い出しました。 おそらくは当時、砂漠をゆくラクダの写真を目にしていたものでしょう まだ幼かった私は、自宅から見える山々を砂丘だとばかり思い込み 旅ゆくラクダの姿を心待ちにしていたものと思われます。 しっかりしろ、4歳の自分!と言いたくもなりますが(笑) そのころの想いが、やがてはシルクロード、喜多郎の曲、 そして Gandhara への憧れにつながっていったことを考えますと 何やら 不思議な思いに駆られるのです。 FUJIFILM の CM にて「 PHOTO IS MOMENT. 」という言葉がありました。 その中で樹木希林さんが、このように語っておられます。 「私にとって 写真は家族の記憶をとどめるもの。」 「明日がわからないから、とりあえず写真を撮った。」 思い出は 時とともに過ぎてゆきます。 どんなに忘れたくないと思っても、そして忘れるはずがないと思っていても。 今、我が家の和室に広がる多くの写真を眺めながら その1枚、1枚が かけがえのない宝物なのだと思いました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018.10.24 17:27:09
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