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ひよきちわーるど

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2018.10.24
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カテゴリ:生きていくこと
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連日、膨大な量の写真を整理しているうちに
40年以上も昔の古い写真を見つけました。

これは 当時2歳だった、私の妹が写っているもの。
懐かしいな・・・と思いつつその写真に見入っていました。


記憶に残る故郷の風景は いつしか朧になっていて
細かなところまで覚えてはいないのですが

このように写真という形で残っていますと・・
眠っていた記憶が俄かに呼び覚まされます。


写真の裏側には母の文字で
「昭和51年10月11日」と書かれてありました。

写真を撮影したのはおそらく夕暮れ時
母は夕陽を背にしていたのでしょうか
道に母の長い影がうつり込んでいました。


写真の中の懐かしい山々。

そのなだらかな稜線を眺めているうちに
「あのお山の上を、いつラクダさんが通るのだろう」と
心躍らせていた4歳の頃の自分を ふと思い出しました。

おそらくは当時、砂漠をゆくラクダの写真を目にしていたものでしょう
まだ幼かった私は、自宅から見える山々を砂丘だとばかり思い込み
旅ゆくラクダの姿を心待ちにしていたものと思われます。

しっかりしろ、4歳の自分!と言いたくもなりますが(笑)
そのころの想いが、やがてはシルクロード、喜多郎の曲、
そして​ Gandhara への憧れにつながっていったことを考えますと
何やら 不思議な思いに駆られるのです。



FUJIFILM の CM にて「 PHOTO IS MOMENT. 」という言葉がありました。

その中で樹木希林さんが、このように語っておられます。

「私にとって 写真は家族の記憶をとどめるもの。」

「明日がわからないから、とりあえず写真を撮った。」




思い出は 時とともに過ぎてゆきます。
どんなに忘れたくないと思っても、そして忘れるはずがないと思っていても。

今、我が家の和室に広がる多くの写真を眺めながら
その1枚、1枚が かけがえのない宝物なのだと思いました。




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Last updated  2018.10.24 17:27:09
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