ひよきちわーるど

今思っていることを いくつか書いてみたいと思います。


この11月10日は、大切な友人である桃花さんの御命日でした。

あれから13年。
桃花さんは、私の胸にも、そして夫の胸にも居続けてくれます。


桃花さんとお話して印象深かったのは
その深い優しさ。そして仕事にかける情熱。

同僚からも後輩からも「カリスマ」と呼ばれ続けたその理由が
ほんの少しでも分かる様な気がしたのです。


・・いつでしたか、桃花さんが下さったメールの中に
「いつも、どんな時でも、あなたの味方だよ。」とありました。

この言葉、一生忘れることはできないと思いました。


私は、桃花さんの前では自分の素の姿を見せていましたので
そしてまた桃花さんは 
私のマシンガントークを知っている数少ない人でもありましたので

その、素の姿を見てもなお「どんな時も味方だ」と言っていただいたことが
・・・本当に嬉しかったのです。


今も折に触れ、桃花さんのブログを見にゆきます。

ブログは、本当に不思議な、あたたかな空間ですね。

あの頃の桃花さんが、今もブログの中にいてくださいます。



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毎年　桃花さんの御命日と前後するように
私自身の、滋賀での検査日がやって参ります。
今年は、11月13日でした。

結果、残念ではありますが、ほぼ黒に近いグレー。

このたびは肝臓付近にて腹水確認。
所見には「再発の可能性を否定できません。」とありました。


覚悟はしておりましたが、自分の眼でＭＲＩ画像を確認しました途端、
思わず診察室の机に突っ伏してしまいました。

確か　昨年5月の検査でも「再発か？」と所見に書かれてあり、
その時にも同じように机に突っ伏してしまったのでした。
（その時には、それから半年後の検査にて腹水消失）

再発か、それともそうでないのか
半年後の来年５月の検査にて判明する予定です。



・・・今回、ふと思い当たったことがあります。

こうやって「再発の可能性」となった場合
本来ならもっと落ち込み、不安にさいなまれるはずなのですが
何故か、平常心を保つことができているのです。

これは本当に有難いこと。

もちろん再発しないのが１番ですが
もし再発していたとしましてもそれはそれで仕方ない、闘うだけだ、と
何処かで・・・納得と言いましょうか、闘志の湧いてくるのを感じるのです。

不安を感じるどころか、次の検査のある来年５月まで
この家の中を完璧に整理整頓し、
私の入院中に夫と娘が困らぬよう最大に努力する！と現在、頑張ってもおります。


このところ仕事が忙しく、完全徹夜の日もありましたので
身体がずいぶん参ってしまったのでしょう、
いきなり４０度近い発熱、悪寒、そして一晩中続く咳に悩まされました。

おかげさまで今は熱もだいぶ下がってきましたけれども
咳だけは相変わらず続いております。

咳も、体力をかなり消耗するものですね。
自分の意思とは関係なしに引切り無しに出てくるものですから、熟睡できない。


いつもは２階にて家族とともに就寝しますが
この咳で夫と娘が眠れなかったら申し訳ないと思い
今は１人、１階のリビングにて眠っています。

リビングにて一晩中咳込んでいますと
夫が　夜中の３時頃でしょうか、２階から降りてきまして
「大丈夫か？」と頭をなでてくれるのです。

ついで　ずり落ちている毛布を掛けなおしてくれる。

私も安心し、嬉しくなりまして
「えへへ」とお布団から半分だけ顔を出しまして、御礼を言います。


いいなあ・・・って。
この人の優しさ、私、きっと死ぬまで忘れないだろうなあ。



もし、いつか病棟で迎える夜、不安になったら
夫のこの優しさを思い出そう、と思いながら
毎晩、眠りについています。




「 よしよし 」と頭撫でくる君がいて

                          おさなごころの満ち足りゆきぬ