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ひよきちわーるど

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2019.11.24
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カテゴリ:think about myself
義父の死は、私にとりまして誠に大きな出来事でした。

今抱える様々な思いを、文章にしようと思いましても
なかなかできることではありませんでした。

今はおそらく、自身の思いを醸成する時期なのでしょう。
いまだアウトプットする時ではないのではないか、と。


確かに、義父との血のつながりはなく
接することのできた時間は26年半。

この月日を長いと思うか、短いと思うかは人それぞれでしょう。
私にとりましては本当に短い月日であったと思います。


義父は、私の神経質なところをも受け入れてくれ
理解してくれていました。

もっと言えば、そのままの私を見てくれていたのではないか、と。


宇宙について、生死について、法華経について
芸術、科学、万葉集と
義父との語らいは本当に楽しかった。


義父も私も茂木健一郎氏・小林秀雄氏の著作が好きで
何故好きなのか、の理由も同じ。

両氏の著作について語るときの義父は
本当に楽しそうでした。


数年前、蓮祖の
「ともかくも法華経に名をたて身をまかせ給ふべし」との言葉について
これは具体的にはどういうことかと私自身疑問に思い
このことについて義父はどう思っているのだろう、と自宅に伺うと、

ちょうど義父が難しい顔をしながら部屋から出てきたところで
いきなり「○○さん、法華経に身をまかせるということは
一体どういうことなんだろうね。」と
全く同じ時期に同じことで悩んでいた、ということもしばしばでした。



義父には、まだまだ伝えたいことがたくさんありました。
そして聞きたいこともたくさんありました。

今ではそれもかなわず
遺された義父の手紙、多くの資料を前に
ただ静かに 思い出をたどっています。





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Last updated  2019.11.24 13:00:53
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