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ひよきちわーるど

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2019.12.18
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カテゴリ:生きていくこと
数年前の日記を再掲いたします。


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この時節になると、口ずさむ歌がある。


   百合とはじかみ賜ひき さはれつゆの身よ
        
             夏いつまでの夕ぐれならむ

                         塚本邦雄



・・・数日前、車の運転席から見た景色。

道の端に繁る葛の葉が
夕暮れの光の中 風になびいていた。

これから夏に向かう、
そして季節は夏至に向かおうとしているこの時でさえ
夕暮れの光には翳りが見えていた。


生を謳歌する季節にあってさえも
既に衰えの兆しは見えている。


この世に常なるものなど何ひとつとしてないことを思い

結局は人は独りであることを
この広い天地をたった独りで往かなければならぬことを思い

その道のりの寂しさを思った。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



義父逝きて、早くも2ヶ月。



ふと空を見上げ 今頃になり
紅葉の季節も終わってしまうことに気付きました。

今年の秋は、空の高さも秋草も
眼にうつらなかったように思われます。




   しんしんと 更けゆく夜の病棟にて

           みまかる父の御手のぬくもり





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Last updated  2019.12.18 08:34:07
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