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ひよきちわーるど

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2020.03.01
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カテゴリ:生きていくこと


そういえば 母は若い頃こう言っていました。
「 私は、人生の大道の、ど真ん中を歩いていきたい。 」


・・・片や娘の私はできるだけ道の端っこを
でも端っこ過ぎて溝に落ちぬよう、道を行く車や自転車にぶつからぬよう、
細心の注意を払いつつ歩いていく…おそらくはそんなタイプかと思われます。

母は3人姉妹の次女、幼い頃は、自分の姉をいじめる近所の男の子たちを
大枝を振り回しながら追い駆けていたそうで  Σ(・◇・ノ)ノ!

そういうところを考えますに・・やはり親子と言えど
母と私は正反対の性格だと思うわけです。


昭和47年4月、小学校の入学式にてクラス写真に納まった時のこと。


実は撮影の時に、左側のお友達がぐいぐい肩をせり出してきていたのですね。

せりだしてくるごとにこちらは大変狭苦しく
どうしよう・・・と困り果ててしまったのです。

写真屋さんが「 はーい、右端のお友達、もうちょっと詰めてね。 」
「 えーと、真ん中の人はちゃんとこっちを向いてね。 」などと呼び掛け
撮影もいつ終わるか分からない。 長い。非常に長い。

その間にも、左側のお友達がぐいぐい押し迫ってくる。
押さえつけられている左肩が椅子の背に当たり、ものすごく痛い。

隣の人に「 もう少し離れてくれる? 」と言いたいけれど
どう伝えていいのかわからない。

前の方では写真屋さんが「 はい、静かにして!こっち向いて! 」と声を涸らしている。
そんな時に、たとえ我が身を守るためとはいえ
隣の人に話しかけたらいけないよね・・困ったな・・などと思っていました。


そうだ、私は今、もの凄く大事な写真を撮っているところなのだから
しっかりしなきゃ!頑張らなきゃ!
痛いのも我慢するんだ!と自分を励ましながらの撮影ではありました。


…確かその時のアルバムが本棚の奥にあったはずだ と
探してみましたら…ありました。   

え、まるで森のドングリを思わせる風貌ではあります。

 

   

    


表情だけを見てみましたら、この森のドング…  いえ当時の私   
非常に平和な顔をしてはおりますけれども
心の中では「 どうしよう、困ったな。 」の嵐。


                                 
今にして思えば その数日前にようやっと6歳になったばかり、
周りのどのお友達を見ても自分より体も大きく、声も大きかった。

そういうお友達に圧倒されつつ 膝の上の小さな手にぎゅっと力を籠め
「 頑張れ、頑張れ 」と、必死になっていたあの時の自分。



まさに「 三つ子の魂百まで 」ならぬ「 六つ子の魂五十三まで 」。

おそらく多くの皆様方もそうだとは思うのですが
「 どうしよう‥ 」と困り果てながらも 表面的には
「 いえ、なんでもありません。 」という顔で頑張り通してしまう。


「 何でもない風 」を装ってしまうその淵源は
実はこの入学式にもあったのではないか、と思うのです。



( 続きます )








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Last updated  2020.03.01 11:13:10
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