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ひよきちわーるど

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2021.02.13
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カテゴリ:生きていくこと
病発覚より早くも10年目。

最近になり、これまでの道のりを書き残しておこうという気持ちになってきた。


思えば・・病を得たことは確かに不運ではあったけれど
何故だろう、いつもここぞというところで 守っていただいている。

ただただ不思議と言うよりほかなく・・・心から感謝の気持ちでいっぱいである。



・・・時は今から二十数年前にさかのぼる。

当時、私は原因不明の舌の痛みに悩まされていた。
( 結果として「舌痛症」と診断されることになる )

地元の総合病院に行きたくとも「口腔外科」がなく、
しぶしぶ遠くの神戸中央病院にまで足を運ぶこととなった。

今にして思えば、これが布石であったのだと思う。

痛くなったのがたまたま舌であり、
そして地元の病院に「口腔外科」がなかったからこその、神戸の病院行きではあった。

もし痛みの出たのが腹部や脚だったとしたら、私は地元の病院に駆け込み、
わざわざ神戸にまで行こうという気持ちは起こらなかっただろう。

「口腔外科」を求めて神戸に行き、そこで先生方の温かさに触れ、
それ以来、神戸中央病院は私にとって大きな存在となったのだった。




それから10年ほど経った、2008 ~ 2010頃のこと。

ほとんどテレビを見ない我が家で、ある日、娘がテレビを付けていた。

ふと見てみれば医学関連の番組が放映されていて
普段なら「テレビ、消してくれる?」と言ってしまうはずの自分が
何故だかその番組をチェック、最後までしっかりと見てしまった。

その番組で放映されていた病気の名前は「腹膜偽粘液腫」。
そして その病気の治療に携わる名医のお名前は米村豊先生。

病名と先生のお名前が何故か頭に残り、
そしてどんな病気なのか、手術はどんなふうに行われるのかなど

当時、自分には関係のなかった病気のはずなのに
番組の内容を懸命に理解しようとしていた。

そして、世の中にはこんな大変な病気があるのか、と
でも、米村先生がいらっしゃって本当に良かった・・と思ったことも覚えている。

まさかその数年後、自身が米村先生の診察を受けることになるとは
夢にも思わぬことだった。




そして 今から10年前の2011年3月、突然の腹痛に見舞われる。

いつまで経っても腹痛のおさまる気配はなく
急ぎ、地元の総合病院に駆け込んだ。

本来ならば外科を受診するべきところ
何を思ったのか、内科に飛び込んでしまった。

途中で  しまった! 内科ではなく外科に行くべきだった・・と思ったものの
検査スケジュールが次々に組まれ
仕方なく そのまま内科での検査・診察となったのだった。

・・・今にして思えば、この時、間違って内科を受診してしまったことが
あとになって大きな意味を持つこととなる。


その後、様々な検査を受け
おそらくは「虫垂粘液嚢腫」ではないかとの診断。

この病気は、虫垂が破裂したら大変なことになるので、
夜中でもいつでも、強烈な痛みが出てきたらすぐに救急車を呼び
急ぎ病院に来るよう促される。

その時の内科の医師のただならぬ表情、話しぶりに
これは大変なことになった‥‥と、私自身青ざめたことを覚えている。





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Last updated  2021.02.13 00:34:25
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