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カテゴリ:映画
久しぶりのデ・パルマ映画 めっちゃくちゃ臭くて美しい でもレイジング・ケインや殺しのナイフと違って後味の悪さが無いのが???って感じ。 窃盗団の一味である女性が映画祭から宝石を盗もうとするのだけれど土壇場で失敗しそうになり、仲間を裏切って宝石を持って逃げる。その後ひょんなことから別人に間違えられる。 連れて行かれた家にあった写真を見て、自分にそっくりな女性がいることがわかり、その家でアメリカ行きのチケットとパスポートを手に入れる。本物の女性が自殺をしたため、彼女になりきりアメリカに渡りフランスアメリカ大使と結婚して、再びフランスに戻ってくる。ある日パパラッチ(バンデラス)に写真に撮られてしまい… デ・パルマの作品ってエッチでいやらしい内容のものが多いんだけれど、ファムファタールもそんな感じ、泥棒女はスタイル抜群の女優ステイモス(モデルらしい)で、映画の中でもかなりいやらしいシーンがたびたび出てくる。でもなんだか美しくてひきこまれてしまうんですよね。特に最初のレズシーンはかなり気に入っている。 今回は、昔は大嫌いだったのに、最近はとっても気になってしまうバンデラスが出ていてかっこいい役ではないんだけれど、男臭くて素敵です。 最後にあっと驚くどんでん返しが用意されているんだけれど、その後が妙にすっきりさわやかで、「ああ良かったね。」って感じで終わるのがデ・パルマらしくない。 映画のある時点まで、そしてまた別の時点から終わりまで流れる、ボレロのコピー?と思える音楽も結構素敵。坂本龍一だそうだけど、ボレロみたいな曲を作れといわれて作ったんだって。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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