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カテゴリ:香港生活
ゆうべ遅く、娘が食べたものをもどしはじめて、その吐く姿を見ているとかなりひどい状況で、12時過ぎた頃に、「もう我慢できないから病院へ行く」と言い出した。
朝まで我慢させて近所のクリニックへ行けばいいかと思っていたけれど、かなり激しく吐いていたためタクシーに乗ってQueen Mary HospitalのERへ行って来た。 この病院は私が住んでいるあたりで一番大きい公立病院で、以前も娘が足を捻挫したときに連れて行ったことがある。 でも夜中に行くのは初めてだ。 まず受け付けにいってIDカードを見せると、前回かかったときのレコードが出てきた。その時の住所は前のところだったので今の住所に変更して、そこで診療費である100ドルを払った。以前は無料だったけれど、むやみにERに行く人が増えたために2年程前から有料になった。 それからすぐに名前が呼ばれて看護婦による問診。症状を話して熱を計ってもらう。そこでカードをもらうのだけれど、どれぐらい重症なのかが数字で表されており、うちは4段階の4番目、つまりそれほどEmergencyじゃないってこと、それに待ち時間はなんと90分!でも20分ほどで名前を呼ばれて2番に行けと言われた。広いスペースがカーテンで仕切られており4つか5つぐらいのスペースが作られている。 そのうちの一つへ行ってまた症状について説明する。そしてベッドの上に寝て聴診器をあててくれるのだけれど、今回はおなかが悪いということでおなかに一度だけ聴診器をあてただけ。「吐き気止めと痛み止めの注射をするからまた待合室で待ってて」と言われた。 風邪だとか胃腸炎だとかは何も言ってくれない。また待合室に行って待つ。 その間も娘は何度も袋に吐いていた。 ERらしく救急車がひっきりなしにやってくる。でも緊急性のある患者はほとんどおらず、救急隊の人たちものんびりしている。 中には救急車から降りて歩いている人もいるし、車椅子に乗せられる人もいるけれどものすごく重病という人はほとんどいない。これを見ても、香港市民がいかに簡単に救急車を呼んでいるのかわかる。 そのうちの一人は泣きながら車椅子に乗せられて、その後少し落ち着いていたけれど、急に具合が悪くなって結局トイレまで車椅子にのっていった。あとはえらい勢いでトイレに駆け込んでいき待合室に響き渡るほどの声をあげて派手に吐いていた。走れるのなら車椅子はいらんやろ! そういう人たちを見ているうちにまた名前が呼ばれた。 さっきのドクターとは違う人がいて、今度は注射だ!久しぶりにお尻に注射をうたれる光景を見て、昔、風邪で病院へ行くとお尻に注射されていたことを思い出した。痛かったやろうな。 これで帰れるのかと思いきや、注射をうったあとに何かあってはいけないので、30分は病院にいるように言われた。眠いししんどいけれど仕方が無い。うつらうつらしながら待合室で待つ。30分ちょっとたったころ再度呼ばれて行って見ると、処方箋をくれて薬をもらって帰っていいと言われる。 ERのある建物から薬局まではちょっと遠い。夜中なのでものすごく寒かった。 昼間の薬局と違ってあっという間に薬が出てきたので楽だったけれど、1時過ぎに受け付けをしてからここまで1時間半ぐらいかかったかな? しんどい人にはやっぱりつらいな。すいているんだからもっとさっさと対応してくれたらいいのにな。 でもまあおかげさまで今のところ吐き気も下痢もおさまっているので、ERに行って良かったかな? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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