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カテゴリ:香港生活
夕べは友達の家で遅くまでのんでいたのでゆっくり寝ていたかったけれど、
最近土曜日も学校へ行くので7時半に一緒に起きた。 時間がたっぷりあったのでいつもより念入りにそうじをして、引っ越すためにいらないものを今日もまた大量に捨てた。 80年代のヒット曲をネットラジオで聴きながら掃除をしていたら、コロロンとMSNメッセンジャーの音が聞こえた。「誰だろ、今ごろ?」と見てみると、なんと8年前にものすごく仲良くしていたイギリス人女性のTracieだった。 最近メールが届いて久しぶりに連絡を取り合うようになったばかり。 香港では結婚をしていないけれどパートナーがいて、彼との間には当時5歳の男の子が一人いた。うちの娘と同じ小学校だったので年が離れているものの、4階と32階で頻繁に行き来していたのだ。 そして彼女こそが私の英語の先生だったのかもしれない。 マンチェスターの田舎者が香港の大きな会社で働くためにやってきて、彼は急速に出世してあっという間にお金持ちのNiceGuyに変身した。仕事に追われながらもイギリスに残してきた彼女とその子供のことが恋しくてたまらず、その後二人を香港に呼び寄せた。彼女は香港に落ち着くつもりはまったくなく、香港とイギリスを行き来していただけだったけれど、子供が大きくなって教育について考えなくちゃいけない時期がきたので、とりあえず香港に落ち着くことになり、まもまく息子は幼稚園に通いはじめた。 その頃私は彼女と出会った。 ものすごいアクセントのある英語を話す彼女はちょっと怖かったけれど、つきあううちに彼女は世間をまったく知らないってことがわかった。 その時既に彼女のパートナーは思いっきり成功して、彼女の手の届かないところに行ってしまっていた。「昔のように愛してくれない、抱いてくれない」と彼女はいつも機嫌が悪く、何かあると真っ赤になって息子につらくあたった。 そんな彼女に何度も何度も大人になるように私は話したけれどちっとも通じず、こっちまで暗くなったりした。もう一人の友人はトルコ人のアイシュゲル、彼女はとても賢い人だったので一緒にTracieのカウンセリングをしたものだ。 彼女がその時の彼の立場をしっかり理解して、そのパートナーとして素敵な女性に変わればなんとかなりそうだったけれど、そんなことは考えようとしないんだからしょうがない。それに彼の心は完全に離れていることが見てすぐわかってしまった。 結局、彼は彼女と別れるために一度会社を辞めた。そしてイギリスに戻ることにしたのだ。「ずっと孤独を感じていたのよ。」と今日MSNで話してくれた。 「Junkoは数少ない理解者でたくさんたくさん話を聞いてくれたね。ありがとう」 今、彼女は新しいパートナーと暮らしている。でも結婚しないのは前と同じだ。 新しい彼との間に二人の娘も生まれた。でも彼はやっぱり彼女を一人にして仕事にまい進しているみたい。 今は昔と違うので取り乱すこともなく、子供の幸せを願って暮らしているみたいだけれど、内心は寂しいのだろうと思う。 でもその代わりに「サイコロジーセンター」でカウンセリングについて学んでいるらしい。Diplomaを取るんだって。彼女はあの頃たくさん悩んでいたし、痛みもわかるだろうから、「カウンセラー」には適しているかもしれない。 打ち込むことがあるのはいいことだ。以前は何もなかったから。 香港にいたときも今も金銭的な苦労はまったくないようだ。 だから余裕がある。 でも愛情で満たされることのないのが彼女の人生なのかな? 昔 一緒に手相をみてもらいに行って、"Your life is so dodgy."と言われていた。 まさにあぶなっかしい人生をいつも歩んでいる。 でも昔に比べたらずっと幸せそうだ。子供には恵まれているみたいだし、まだ34歳 これから素敵な大人の女性になっていってほしい。 今、その元パートナーは3度目の香港赴任中だそうだ。 He's still seeking his dream woman.らしい 街で会ってもわかんないかな? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.03.20 20:16:40
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