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2005.06.10
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テーマ:海外生活(7774)
カテゴリ:音楽
アメリカの朝と言えばもう一つ忘れてはならないのがJackson Browne(JB)だ。
たぶん遠縁のお兄さんはJBの方が好きだったに違いない。
多くの朝がこのアルバム"For Everyman"で始まった。
第一曲目は誰でも知っている(と思う)"Take it easy"
"Take it easy"と言うとEaglesを思い出す人の方がきっと多いと思う。
JBが作りかけていたこの曲をイーグルスのグレン・フライが気に入って、のこりの歌詞を書き足して完成させたらしい。
グレンが手を加えたことで、For Everymanに入っているほかの曲とは違う明るいノリの曲になってしまったんだろう。
私はこの曲が大好きで、LA=Take it easyというのがずっと長い間頭の中にあった。
アメリカから帰ってきて1年ぐらいたったある日、朝のニュースの中に世界各地の街の様子をその街にふさわしい音楽で伝えられるコーナーがあった。天気予報のバックだったのかもしれない。そのときLAの映像とともにTake it easy(Eaglesだったけど)がながれたときは涙があふれたぐらいだ。
もちろんアメリカから戻ってすぐに輸入版のこのアルバムを手に入れた。
歌詞カードはついていないし、レコードは紙の袋に直接入っているというお粗末な状態だったけどこの1枚は私の宝物になった。
曲は何度聴いても歌詞を聞き取るには大変だったし、聞き取れたとしても難解な詩みたいで、なかなかわかりにくいものが多かった。アメリカ人の友達はJBのことをPreacherと呼んでいた。今はその意味が痛いほどわかる。哲学+宗教がミックスされた歌詞の曲が多いのだ。
だいたい彼が所属していたAsylum Recordというレコード会社の名前も今思うとすごい名前だと思う。でも当時のウエストコーストミュージックの代表者たちはこのレーベルに所属していた。イーグルスもそうだった。今はなくなってしまったけれど偉大なレーベルだと思う。

ジャクソンと言えば忘れてならないのがデビッド・リンドレーだ。
彼のギター無しにはひょっとしたら私の心をうつものもなかったかもしれない。
このアルバムにはグレン・フライも参加しているし、
"Red Neck Friend"という曲では、なんとエルトン・ジョンも匿名で参加しているらしい。これは実は今まで知らなかった事実。ネットで調べるって楽しい。

とにかくこのアルバムがきっかけでJBと出会い、今も私にとって大切な歌手の一人でありつづけている。

まさかジャクソン・ブラウンを知らんという人はいるのかな?

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Last updated  2005.06.10 11:08:03
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