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テーマ:海外生活(7774)
カテゴリ:香港生活
この前 長洲島で騒いだ夜、新メンバーのIさんと話していて思い出したことがあった。
香港に移り住んで11年も経ってから書くのもへんな話しだけど、 来てすぐの頃、遠くにいる実家の両親のことを思って、時々落ち込んでたなあって。 それはたいてい香港の夕暮れ、ちょうど7時ごろかな? 日本人がぜんぜん住んでいないローカルアパートのまん前に大きな公園があって、 公園で遊ぶのが何より好きだった娘は、毎日夕方になるとそこへ行きたがったんです。 まわりにはいっぱいいっぱい香港人がいるのに、私達親子のことを知っている人は一人もいないという現実がとても悲しかった。 そして暮れていく空を見上げては、「この空は日本の空につながっているんやなあ」と両親の顔を思い浮かべてはちょっと暗い気持ちになったりして、ここへ来る前はだんなのそばに行きたくてたまらなかったのに、来て見ると親が恋しいなんてなんと勝手な人間やろうね。 学校がはじまって日本人の友達がいっぱいできて、香港になじみ始めるとそんな悲しい気持ちはふっとんで行ったけど、最初の一月はつらかったな。 日本国内にいたって、奈良と東京とか、奈良と北海道とか、距離があればそれなりにさみしいものなのかな? それとも外国にいるっていう現実が悲しさを倍増させるものなのかな? でも、そんな状況でも、そばに家族がいてくれるからこそこうして11年間も暮らしてこられたんだろうね。 今は夕方になっても悲しい思いはしないし、道行く人々の喧騒にのまれながら市場やスーパーへワッシワッシと歩いていく私はすっかり香港の一部で、それが今の私の姿だと思う。 香港にいる日本人のみなさん、みなさんもやっぱり私と同じように望郷の念にかられることってありますか? お父さん、お母さんっていくつになっても恋しいものですか? 私だけだとちょっと恥ずかしいな。 ブログランキングに参加しています。今日も1クリックお願いします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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